【コラム】グラフで見る日本の科学研究の後退 [10/03/26]
1 :
@@@ハリケーン@@@φ ★:
日本の論文の発表数って減っていたのですね。一つの目安かとは思いますが、科学技術の
研究が伸び悩んでいるのではと心配になります。今回は佐藤翔さんのブログ『かたつむりは
電子図書館の夢をみるか』からご寄稿いただきました。
グラフで見る日本の科学研究の後退:日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より
減少
Impact Factor(編集部注:学術雑誌の影響度を測る指標)等の算出元としても有名な『トム
ソン・ロイター』の製品の一つに、『Essential Science Indicators(以下、ESI)』という
ものがあります。
・Essential Science Indicators
??
Essential Science Indicators は、トムソン・ロイターのデータベースから得られる学術
論文の出版数と被引用数のデータに基づき、研究業績に関する統計情報と動向データを集積
したユニークなデータベースです。
??
※『トムソン・ロイター』社ホームページ/製品とサービス/Essential Science Indicators
より引用
http://science.thomsonreuters.jp/products/esi/ ESIは科学者や研究機関、国、雑誌単位での論文数・被引用数等のランキングを、分野別に
見ることが出来るというツールで、自分のような研究評価や計量書誌学を扱う人間はもちろん
、研究機関が自分の相対的な立ち位置を調べたりするのにも有益な情報が得られます。
国ごとの論文発表数、それらの総被引用数および平均被引用数の推移を、1999年分から調べる
ことができます。
1999-2003、2000-2004等5年区切りごとの数字しか見ることができないのですが、ある国の
研究が盛んになっているのか衰退しているのか、それに質あるいは影響力が伴っているか*1、
ということをグラフや表にして見せてくれる優れものです。
以上が前置き&トムソン・ロイターの宣伝*2。
ここから本題。
2010年3月1日にESIのデータがアップデートされ、2009年分も含めた1999-2009年の11年間の
データが調べられるようになりました。
そこでこの11年間の総論文出版数、上位10ヵ国の出版論文数の推移(分野問わず)をグラフに
示したものが図1です。
図1.1999-2009年の論文出版数上位10カ国の出版数の推移
http://getnews.jp/img/archives/654.jpg この手のグラフを描くといつもアメリカが飛びぬけていて他がよくわからなくなるわけですが
(苦笑)、アメリカを除いてあらためて描いたものが図2です。
図2.1999-2009年のアメリカを除く論文出版数上位9カ国の出版数の推移
http://getnews.jp/img/archives/655.jpg まず目につくのは中華人民共和国の大躍進。
2004-2008年期でついに日本・ドイツを抜いて世界2位の論文生産国に上り詰めたわけですが、
2005-2009年期でも変わらず伸び続けています。
中国が科学研究の世界で国際的な地位を高めていることは最近よく話題にのぼりますが、
グラフにしてみるとあらためて他の先進諸国が伸び悩んでいる中で一国気を吐いている様が
わかります。
ソース:ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/53141
>>1のつづき
そしてもう一つ、注目すべきは赤い線で示した日本の動向。
他の各国がわずかとはいえ、年々論文数を増やしているの対し、日本だけは伸び悩んでいるば
かりか近年になって漸減傾向を示しています。
2003-2007年期の対前期減少率は0.1%とごくわずかでしたが、2004-2008年期には-1.7%、2005-
2009年期には -5.0%と減少の幅はどんどん大きくなっています。
2005-2009年期はリーマンショックの影響もあってか他の各国でも微減傾向は示していますが
、最も減少幅が大きいのは日本です。
2003-2007年期まで世界第2位の論文生産国であった日本は 2004-2008年期に中国だけでなく
ドイツにも抜かれていますが、これもドイツが伸びたのではなく日本の論文生産数が減少した
ためです。
現在でもドイツは 2003-2007年期の日本の論文生産数に追い付いていないばかりか、2005-
2009年期にはドイツでも論文生産は減少しています。
しかしそれを上回るペースで日本の論文生産数は減少しています。
さらに各国の動向を比較するために、各国の1999-2003年期の論文生産数を1として値を標準化
したグラフが図3です。
図3.1999-2009年の論文出版数上位10カ国の出版数の推移(1999-2003年を基準に標準化)
http://getnews.jp/img/archives/0551.jpg 中国の伸びはもう触れたのでいいとして(それにしても1999-2003対2005-2009が2.5というの
はすごいですが)、他の各国も基本的には1999-2003年期の値に比べ 2005-2009年期の値は
増加している中、日本だけが2005-2009年期の値が1を下回っています。
この5年間の論文生産数は、1999-2003年の論文生産数の水準を下回っているわけです。
ずいぶん前から中国の躍進等によって日本の科学研究の国際的な競争力が落ちているという
ことは言われていたわけですが、実際にはそのように相対的に日本の科学研究が後退しつつ
あるというレベルの話ではすでになく、絶対的に見ても(日本自身の中で見ても)論文生産数
を基準に取った場合、近年の日本の科学研究は衰退期に入って来ていると言えます。
他の国が伸びたのではなく、日本が落ちたのです。
>>2のつづき
とは言え、論文生産数だけで科学研究を測ろうなんていうのはまあ無茶な話でもあり。
「日本はこの11年間で量(論文生産数)より研究の質の充実に力を入れたんだ!」というよう
な反論もありうるでしょう。
そこでESIで被引用数を見てみると、日本の論文1本あたりの平均被引用数は過去11年間漸増
し続けています(1999-2003年が平均3.85回に対し2005-2009年は5.03回で約1.3倍)。
ただしそちらも絶対的に見れば伸びているという話であり、相対的に見ると論文生産数上位
10ヵ国はだいたいどこも11年間で1.3倍前後増えています。
10ヵ国全体での伸び率を1とした場合の日本の伸び率は約0.97なので、平均被引用数は伸びて
いると言っても世界的な被引用数増加傾向の流れの中にあるだけ、量から質に転じたとは
言い難いと言えるでしょう*3。
あくまで『トムソン・ロイター』のESIのデータに依拠した結果であり、厳密なことを言うに
は他のデータベースでも検証してみる必要や、特許出願数など論文以外の成果も見てみる
必要がありますが。
ESIに依拠する限りにおいては、日本の科学研究は相対的な競争力が衰えたというだけでは
なく、純粋に生産数も落ちているというのは確かなようです。
その原因がどこにあるか、というのはまた別に考える必要がありますが……。博士後期課程
学生の減少とか、教員が研究以外のことに圧迫されて時間がないのでは、とか……。
それにしても、法人化以後の競争の流れで国立大学はどこも研究は力を入れないといけない
はずなのに、法人化前の5年の方が法人化後の5年より生産数が多いというのはなんなんでしょ
う?*4
政権交代後は科学研究関係の予算はこれまで以上に厳しくなるとも考えられ、さて2006-2010
年期にこのグラフはどうなることやら。*5
*1:被引用数に質を代替させることに賛否はあります
*2:なお筆者はこの件について特にトムソン・ロイターからなんらかのオファーを受けたり
ということは一切ありません、あしからず
*3:あとは競争的資金の投入などの競争を促す政策の中で、いわゆるホット・ペーパー等の
特別影響力の強い論文が増えている可能性はありますが、さすがにそこまで手を出すとブログ
の範疇(はんちゅう)を超えるので今回は保留
*4:この数字には国立大学以外も含まれます
*5:データ作成時の都合等によるもので案外ころっと増加に転じるかも知れません
編集部注
こちらの記事は2010年3月24日に集計したデータをもとに書かれています。
執筆: この記事は佐藤翔さんのブログ『かたつむりは電子図書館の夢をみるか』からご寄稿
いただきました。
文責: ガジェット通信
-以上-
中国は人口が多くて途上なんだから当たり前だろw
前半馬鹿じゃないかw
それより日本の減少だけを問題視しろ。
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 00:59:17 ID:UiFwl8Q7
独法化のころからかな、変曲点は
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:00:15 ID:TeVjAz9M
日本では研究分野は金掛かる割りにそれに見合う見返りないからな。 真っ先に削られる予算は研究開発だし、 研究して成功したい人は普通に海外に行くだろ?
会社の上層なんか研究員出身なんて皆無だから日本で研究なんて先のない環境なの分かり切っているよな
7 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:01:08 ID:sn0e6CPZ
研究する能力と学ぶ能力は、全然違う能力だって気がつかないんじゃなくて
学ぶ能力だと誤解しているやつらがわるい。
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:03:43 ID:0654CqRX
>>1 論文出版数と国力とはホトンド関係なし。
第二次大戦終了後、国力を一方的に減衰して来ているアメリカ。
日独戦終了後は、どこの国とも戦争してマトモに勝ったことはないし、
経済的にも国内製造業は衰え、国家財政は国債を日本・中国に買って貰わねば維持できない。
ゴミのような論文を混じえた論文数は、社会自体が形式や体裁に捕らわれて形骸化してることを表しているのかも知れない。
10 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:04:48 ID:8bXGnaR+
ゆとり、少子化、理科離れ、仕分け、これから益々減り続け衰退し続けることは間違いない。
資源無き国の、国力の土台ともなる科学を蔑ろにする馬鹿国家日本に未来など無いのは自明の理だ。
11 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:11:46 ID:npwvTgVZ
>>9 >第二次大戦終了後、国力を一方的に減衰して来ているアメリカ。
この時点でダウトですよ、おじさん。
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:13:29 ID:lXtYsnLQ
しかし、「国ごと」の論文数ってカウント可能なのかね?
1本の論文に多数の執筆者がいるし、さらに、執筆者の国籍なんかデータ・ベースに入っているの?
仮に国籍が分かったとしても、研究場所とは異なるだろうし、国籍に何の意味があるねん
要するに、「国別論文数」という概念自体がいい加減じゃねえか
金があると研究費も出るんだろうな
日本なんて予算が減るなんてもんじゃなく施設ごと潰れてるし
若い連中頑張れよ。みんなが諦めてる今がチャンスだぞ。
>>12 だとしても日本だけが減ってるからねえ・・・w
16 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:28:52 ID:5MMCOCMK
若者よ、研究なんかしても日本じゃ評価されないぞ、対価得られないよ、
それより公務員でも目指したほうが、一生安定で幸せだよ。家族持って幸せに暮らしたいだろ?
>>7 その混同は確かにあるな。
研究と学び(まねび)は本来、別プロセスだもんな。
18 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:29:41 ID:lXtYsnLQ
>>15 ちなみに「日本の論文」の定義は何かね
日本国籍の人の論文?
日本の出版社の論文?
日本で1年の過半数を過ごす人の論文?
日本に本拠地のある大学や研究機関に所属している人の論文?
日本政府や日本に所在する企業からの資金に基づく論文?
執筆者複数の場合(ほとんどの場合そう)、過半数の人が上記の条件に該当する論文?
実験施設が日本にある論文?
理系優秀層は医者になった
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:31:10 ID:QCT9FwW1
っっw
333
論文の質が気になるな
ちょっと手を加えて出してもカウントされるんだろうか
アメリカが圧倒的ダントツなのは言うまでもないこと。研究者なら分かるだろう。
そして急速に存在感を増しているのが、中国。
日本?技術立国とかにこだわって滅んだ国って100年後には教科書に載るよ。
>>18 >>22 そういう分を差し引いても、アメリカは圧倒的だ。だいたい研究者の
数が違う。
理学部は就職無理学部
工学部は骨董機械電気学部
インパクトファクターが考慮されてるから質も込みだね
独法化以降、予算確保のために無理な産学協同とかが大杉だよ( ・ω・)y─┛〜〜
>>23 技術立国にこだわってんじゃなくて、低コストにこだわってんでしょ。
日本国の目指す理想世界は、石器時代の生活をしながら世界レベルの競争
をする人間を育てること。そんなことができると大真面目に信じた
大馬鹿国民として歴史の教科書には載ってるだろうね
29 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:39:35 ID:WgV2qYl9
>>12 国籍じゃなく、論文出したときの所属だよ。
おそらく、筆頭著者の所属する機関の所在地でカウントしている。
例えば、日本人のポスドクがアメリカの大学にいるときに出した論文はアメリカ発
とカウントされているはず。
減少した原因はいくつもあるだろうけど、おそらく論文を量産できるはずのバリバリ
現役の研究者が、研究や教育・研究環境整備のための予算申請とオペレーションの仕事
にかり出されて、出す論文を選別せざるを得ない状況であるのが一番思い当たる。
ちなみに、中国のマスコミは中国の某企業の特許取得数がすごいと良く
取り上げる事があるが、中国の特許は「電線を盗まれない対策を
施した配電施設」だとかいう他には転用の利かないしようも無い
特許が大量に含まれていることには全く触れない。
過去の文明の興亡を見ると、ピークに達したあとは衰退していく
32 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:47:57 ID:QCT9FwW1
まあ常識的に考えれば、first author と last author の所属機関の国でカウントするだろうね。
論文なんてほとんどはファーストオーサーだけで書いてるようなもんだ。
あとは少し試薬を貸したとか、実験手伝っただけでも名前載せるしな。
>>30 そんなこと行ったら日本にもUFO特許とかいっぱいあるけどな。
>>24 いや、アメリカに対して不信感は抱いてないよ
中国とか韓国に対しては抱いてるけど
焼き直しが多い韓国企業の特許みたいな感じかなと思って
35 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 01:59:02 ID:QCT9FwW1
中国嫌いなのも分かるけど、中国が非常に存在感を増してるのは事実だよ。
学会行っても、ジャーナル読んでてもそう思うわ。
あと、アメリカの大学でも、中国人留学生がやたらと多いからなあ。
医師とか資格業じゃない理系なんて人気無いから、どんどん中国人とるんだろうね。
日本もそのうちそうなると思うよ。
お前らってこういう統計につまらないケチばっかり付ける割りに結論に対して反対のソース出して反論なんてしないんだよな、絶対に。
せいぜい後だしジャンケンでオナニーするのが関の山か・・・
>>34 いずれにせよ、中国も韓国もお金かけてるから抜かれるのは必至。
日本人の思考から、必要経費の概念が完全消滅したのは大きいな。
いくら研究にはカネがいると言っても、そんなことはありえない
と言う人間の実に多いこと。
>>36 ケチつけてる奴は、事情を知らない奴だ。
はっきり言うけど、これは当然の結果。
39 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 02:16:38 ID:wKl8q46r
とりあえず、事業仕分けと称して科学技術予算を減らすのを辞めろ。話はそれからだ。
40 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 02:21:12 ID:EJspqy+J
>>39 間にいる利権組織への額を減らすのが大きい目的なのに、いつも議論がすれ違う
41 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 02:26:37 ID:0654CqRX
>>11 どの点がアウトが教えてもらいたいねえ、ノータリン君w
43 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 02:29:11 ID:kP/xJfKQ
>>40 仕分けに限った話じゃないけど、「○○=悪いもの」と決め付けてる人とはマトモな議論は出来ない。
○○の中身を個別に判断して、良い○○と悪い○○に分けて考える事ができないからな。
良い野○と悪い○依に分けるのは難しそうだな。
45 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 05:02:17 ID:AxVvghIK
もう無理だ。団塊世代、ゆとり世代と競争を避ける人間のような、根性の無い連中では、
国際競争の激しい技術分野について行くだけの気力を保てない。
「根性=ファイティング.スピリッツ=競争に打ち勝つ気力」をださいと思うような
腐った連中しかいない日本は、昔の経済政策に戻そうが、教育制度にもどそうが、
もう国を立て直す根性がない。負債も多く、経済が衰退しているこの国は、極端に
国民全体の生活水準を落として貧乏な生活で生き長らえていくしかない。
もう中国、韓国から乞食と呼ばれるしかない。子供手当ては借金を多くするだけ。
むしろ、生活水準を落とすほうが優先される状況だろう。
超受験地獄を這い上がって大学に入った世代がバブル後の氷河期で採用縮小、
院に進学してもポストなしで放り出されたんだから本来なら収穫期の今になったら相対的におちるわな。
今後はゆとり世代が研究を担うんだろうけど橋渡し役がないままだからあまり伸びないだろう。
47 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 06:15:59 ID:qkU2usOf
金がないから研究できないんだよ
48 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 06:30:21 ID:ppIVaq/r
日本の大学院は中韓だらけだそうだが連中の分はどうカウント
されてるんだ?
研究を積み上げたところでパクられるからなあ
わきが甘すぎるんだよ
50 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 06:40:29 ID:ppIVaq/r
アルゼンチンとかはどうなったのかね。
じわじわ衰退するのかがくっとくるのか知りたいトコだ。
もはや今の生活水準は維持できないからな〜
51 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 07:13:22 ID:kiKH8hB+
アメリカは研究者の数もさることながら研究開発費も凄いからな
日本も数で負けるならなんとか開発費だけでも増やしたいところだけど
52 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 07:16:47 ID:ppIVaq/r
大学別とか分野別はないんかね?
いらん大学潰していいトコに回そうではないか。
とお決まりを言ってみる。
53 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 07:33:21 ID:k7tkDapB
最近中国が本当に多いね。
精華大学とか。
ちっ、中国かとか思いながら引用してるけど。
政府が1位なんて必要ない、って言い切ったんだから
論文が少なくても問題ないだろ
55 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 08:00:05 ID:QCT9FwW1
そもそも日本が総合1位とか無理だから。目指す目指さない以前に。
56 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 08:02:37 ID:5J3LJav9
資本主義体制の限界だな
成長が止まれば経費を削るしかないから人員は抑制せざる得ない
57 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 08:14:46 ID:taSv6AuO
論文の生産なのか。こりゃ中国に負けてもしょうがないな
58 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 08:29:12 ID:WUHh2ijR
元々、日本って政府による科学支援が弱かったんだよね
それが、最近では一位を取らなくてもいいなんて言う
政治かもいて
59 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 08:43:48 ID:SNxeGtYn
科学は科学でも幸ふk(ry
>>29 在米だけど、予算申請ならアメリカの方がよほど大変だと俺は感じる。
でも学内業務とかがかなり少ないのでその点で時間がとれるね。日本は法人化前
までしかしらないけど、別に研究しなくても定年までいることが出来るからか人によ
ったら予算申請とかしないで講義と学内委員会と学会関係しかやってないひまそー
な人もいた。結局予算申請とか論文書きは大学業務時間の外でやるという感じだ
ったなぁ・・
民主党が大学が貯めてた金盗っちゃったからな
埋蔵金とか言って。
あいつら、自分たちのマニュフェストをどうにかするために滅茶苦茶やってる。
国立大学の予算を毎年減らしてるんだから当然。
その一方学術雑誌は値上げでどんどん減っていくし、
医学部も收入確保のために診療に時間をとられてる。
民主党は附属病院運営費交付金を法人化前の水準に戻すといっていたはずだが。
>>62 それだけじゃないだろ?
今まで、繰越可能だった予算を盗ったろ?
大学がでかいプロジェクトの為に貯めといた金まで取り上げたのが民主党だろ?
>>63 中期計画の最終年度だから大学で使い切ったのではないかと。
自民党時代からそんな計画だったはず。
65 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:07:32 ID:gKXUATU/
技術開発を軽視しすぎなんだよねぇ
今が一番酷い
66 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:10:47 ID:tzOU7Woe
>>1 なんで1位じゃないといけないんですか?2位じゃないといけないんですか?
研究所は知らんが、大学はこんだけ雑用を教員に押し付けて研究以外の仕事を
増やしておいて、研究成果がアップするわけないだろ。
仕事の分担による効率化(雑用減らす)と、研究成果ださない教員のリストラ、
代わりに若いバリバリ働く研究者の補充、今のように研究しらない役人じゃなく
お金の配分を研究のわかってる奴にやらせ、お金配分側の責任も明確に事後評価する、
これをやれば日本の研究成果は上がるよ。
68 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:29:06 ID:b7vxxaba
>>66 もうそのレスはやめてくれ。
いいかげん腹立ってくる。
理系は一部学部を除けば就職難だし、ドクターまで進めば路頭に迷いかねないんだぞ?
ドクターに進むのを困難にして、そこまでいった奴は国が面倒みるくらいはしろよ。
70 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:42:42 ID:W3GSLqPC
71 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:50:34 ID:1h0hZaGH
国力が落ちてる証拠だな
厳しい時にも先行投資を維持できるのが理想だが、現実はそう甘くない
中国に抜かれるのは人口も違いすぎるし仕方ない
72 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:51:40 ID:w073gide
外国と比べてどうかという視点も大事だけど、それより、過去の日本と比べて減ってるのがヤバいんじゃないのか?
73 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:52:00 ID:KJebdZ/+
一時期の日本は論文数を競う風潮があって、アホみたいに論文の数が
増えてただけだと思うけどね。
少なくとも、たまに出てくる中国本土の論文はロクなのをみたことないし。
殆ど何コレ?研究以前の錬丹術ですか?ってレベル。
数ではなく質でしょう(特許も同じ)。
>>72 日本の優秀な奴が1人アメリカに行く
日本−1
アメリカ+1
その差2
お前らゆとり世代ってw
75 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:55:16 ID:YnHIc3tQ
マクロな視点で言えば予算が減った
ミクロな視点で言えばわけのわからん書類書きが増えた
そんなところか?
76 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:56:49 ID:qNlnaXSp
人口5000万程度で典型的なピラミッド型の人口分布図を持つ国と
今の日本の20歳人口を比較すると、日本の方が少ないだろ。
1億超の人口を謳ってはいるが、内容は実に絶望的な状況
若者人口からすれば小国。
人口故に、あらゆる分野に専門家(悪く言えばオタク)を抱えていたのが
日本の強みだったけど、人口減少はほんとに堪える。
77 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:00:19 ID:JseXd7bh
まともな判断力があれば博士課程なんか行かない、研究職なんか就かないよ。
78 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:05:04 ID:1h0hZaGH
人生は最終的には個人の能力次第だが、博士課程まで行くとそれがより顕著になる
自分は何とかなるという自信が無い人は行かない方がいいね
79 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:08:01 ID:7tWySZkf
博士課程でまともな職に就くために必要とされる能力は、学士修士の何千倍ってレベル。
首尾良く、ポスドク→助教→准教授→教授になれたとしても、
実は、何千倍もなりやすい小中高の教員と収入は大して変わらん。
80 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:10:48 ID:ppIVaq/r
教授は女とシナ人専用になるんじゃないのか?
今から目指して大丈夫かね。
81 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:10:52 ID:1h0hZaGH
まぁその辺は自分の好きな道を選んでる訳だしな
社会的にどうこうというよりは、自分のやりたいように生きるのが正解
そうそう。女性枠と外国人枠(アジア枠)で、これから研究職目指すのは男はやめといた
方がいいぞ。すでに研究資金の公募では女性対象としてるものや、女性を優遇って
公にしてるのが出てきてるし、大学内でも女性率がどうこうってのが議題に上がってる。
結局、新規採用で女性率を上げるしかないので、若い男は今後すさまじく不利になる
ことが予想される。
これ自分の感覚と一致してる。
自分が研究を始めた2003年頃は、中国人の論文といえばアメリカやヨーロッパ、
日本の大学や研究所からのものだった。
だけど数年前から、中国の大学からの論文がすごい増えてる。
日本は資本主義なんだから
金になるものが優先されるのはあたりまえ
85 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:31:05 ID:55fjqox3
派遣立国になってすっかり味を占めたらもう研究開発なんかバカバカしくてやっておれんよ
と奥田とか、便所が言ってました
>>83 そりゃー今の中国に日本が勝てそうにはないよ
87 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:35:49 ID:mPYJR7QP
中国は政治家のトップが軒並み理系だし、科学重視で迷信は信じない。
日本も国として理系優先の政策を取らないとダメだな。
オレは文系だけどw
88 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:44:15 ID:WgV2qYl9
>>60 この10年でかなりいろんな負担増えたから、日本の大学に変わったらビックリするかも。
ひまそうな人は変わっていないけど、仕事ができる人ほど運営や予算関連でやらなきゃ
いけないことが増えて、結果として研究力を削いでいるように思う。
>>57, 73, 86
中国の増加は気にする必要ない。「まだ」ほとんどの論文はゴミだから。
問題は、GDPといっしょで、他の先進国と比べて日本だけが相対的に落ち込んでいる
こと。この国のありようが明らかに間違っている。
>>6 海外で博士号まで取った俺だが、帰国するにあたって同じ事を思ったので研究職から足を洗うことにした
この国の研究職の待遇は罰ゲームレベル
90 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 10:50:24 ID:QCT9FwW1
>>79 大して変わらんどころか、小中高の教員の方が生涯収入は上だろ。
博士なんて27〜8まで収入なしだし、運良く定職つけても30前後。
その年数差は将来の年金受給額にも響いてくる。
医師免許持ちで博士課程行くとか、企業入って社会人ドクターで入学とかならいいけど、
それ以外で行くのはギャンブル。
大学自体も研究関連の学部から手を引き始めてるから院に進んでも
卒業するまでラボが持つかどうかも怪しい
若い人の人口が少なくなってきたから論文が減るのが当たり前だろ?馬鹿じゃねえの?
研究するにもマーケティング、需要創出が必要。
〜すれば〜になり、製品化可能で、これぐらいの需要が見込めるとかそういう話ができない奴が多すぎる。
これはさ、研究開発部門が象牙の塔化しているからなんだと思うよ。
>>66 ちゃんと記事を読めアホ。
順位は問題になってない。
著者名がXで始まる論文や特許が急激に増えたとは言われてるな。
Xで始まるのは中国人名が多い
95 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 11:16:50 ID:ppIVaq/r
Aで始めないと不利じゃないのかw
改名流行りそうだw
息子:「父さん。ひとつ聞いてもいい?」
父親:「なんだい」
息子:「国の仕組みってどうなってるの?」
父親:「いい質問だ。よし。うちの家族を例にとってみよう。
父さんはお金を稼ぐから”経営者”だ。
母さんは家計を管理してるから”政府”だ。
そして、父さんと母さんに面倒を見てもらっているお前は”国民”だね。
ウチに住み込みで働いている家政婦さんは”労働者”だ。
赤ちゃんは・・・そう、”未来”だね。
国の仕組みってこんな感じだよ」
息子:「うーん。よく分からないや。今夜、よく考えてみるよ」
その夜、赤ん坊がおもらしをして、ひどく泣いていた。
息子は両親に知らせようと寝室に行ったが、 母親が熟睡していただけだった。
そこで、家政婦の部屋に行った彼は、ドアの隙間から父さんと家政婦がベッドの上で夢中になっているのを見た。
「父さん!」と何度も声をかけたがまったく気づいてもらえない。
しかたなく、息子は自分の部屋に戻って寝てしまった。
次の朝・・・。
息子:「やっと国の仕組みって分かったんだ」
父親: 「ほう。えらいな。どれ、説明してごらん」
息子:「ええとね。”経営者”が”労働者”をいいように使っている間、”政府”は眠りこけているんだ。
そして、”国民”の声は無視されて、”未来”はクソまみれなんだよ」
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/job/1267890730/l50
97 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 11:32:39 ID:qNlnaXSp
団塊Jr世代の半分の若者人口なんだから
論文も半減して当然
98 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 11:55:07 ID:D4wrIU4p
基本的に文句は言うけど、
金は出さないのが日本クオリティ
研究者
医者
公務員
・・・
99 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 12:00:08 ID:lz+pWJAR
そもそも日本の国の研究機関とかの研究者数って増えてるのか?
ポストに就けないポスドクとかはあふれてたが。
100 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 13:02:45 ID:g5jrLOQD
アメリカがずば抜けて多いってのは何か違いがあるの?
なんでも裁判所に持ち込むから弁護士や訴訟の数が多いってのと同じ理由で
論文数が多いとか?
でも日本の大学教授って論文書くの少ないよね?
101 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 13:10:53 ID:WgV2qYl9
>>101 アホか。増えてる大学院生は修士ばかりで、論文書いてる院生のメインは博士学生以上。修士はほとんど戦力外。
そんなことよりも研究の原動力は教授準教助教だから院生の数の増減はそれほど影響しないだろ。
103 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 14:16:02 ID:czZNotE3
>>70 それは多分、遅行指標。大学よりも企業の方が貢献しているっぽい。
でも、大学の教育力(高度な知識を授けるという意味での)が落ち始めているから、そのうち
>>70の指標も落ちるんじゃないか?
>>101 そうだよな。
博士もPDも激増した。科学技術の予算だって2000年代もずっと財政再建、予算縮小の流れに逆らって拡大を続けてきた。
にも関わらず、下り坂に入ったってことは、ついに大学院重点化の効果が息切れし、いよいよ文科の政策の失敗が明らかになったってことだろう。
もともと重点化は一時的には成果を出すが、長期的にはマイナスと見られてきたからな。
>>102 博士もPDも激増したが。
>>101 日本の大学院が、就職浪人逃れのためのシェルターと化しているね。
105 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 14:20:52 ID:lRbMOke4
日教組を早く解体しろ
そうしないと手遅れになるぞ
106 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 14:27:49 ID:447VP3Zo
>>88 修士卒は増えたし、就職先はあるけど、日本じゃ博士は行き先ないからねぇ・・・
>>90 ハイリスク、ローリターンだよなぁ。
ちんけなポストに付くにも才能や運を要求されるが、見返りが無さ過ぎる。
>>100 圧倒的な予算と研究レベルの差だね。
さらに、それに釣られて世界中からトップレベルの人間が集まって
正のスパイラルを起こしてる。
風土的にも、前に進もう、新しいことをしよう、という精神があるから
科学と馴染みが良い。
日本や東アジアは儒教精神があるから、規制掛けよう、前例に倣おうって
いう風土が根底にあって、足を引っ張ってる。
107 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 14:32:26 ID:gs5b3x2V
アメリカの科学技術を支えているのは中国人
アメリカの科学技術を引っ張っているのは別だけどね
中国人の存在感は、確実に大きくなっていると思う
その理由として中国人は国家を信用していないよね
愛国心は強いように見えるけど、基本的に個人主義だなと
思った。でも最近は中国でも理系離れらしいけどね
108 :
名刺は切らしておりまして :2010/03/28(日) 14:39:57 ID:fjdXe9gP
97で結論は出ている。
ついでに、理解度、文章力の面で質が悪くなった。
109 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 14:40:39 ID:gs5b3x2V
アメリカの難関大学に、中国・韓国・インドを中心に
他のアジア諸国から学生が殺到して、
みんな理数が得意で他を蹴落す
だからアジア人ばかり増えて、日本人も巻き込まれて逆差別
日本も含めて、若い研究者の居場所が無いんだよね
アメリカ以外に・・・・
任期付き雇用しかない現状ではしょうがないよ。
>>100 最大の問題は教授クラスの人たちのレベルが違うことかな・・・
>>100 ・英語
・待遇
・競争
日本も競争だけは無駄に激しいけど待遇が悪いから
優秀な人材が少ない
113 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 16:13:45 ID:ueacrkRo
>>101に載せてくれたソースから数字を読んだので、以下に示す。
国立大は定員通り学生を入学させないとペナルティを食らうので、下記の数字が
院生の実数とほぼ対応している。
<国立大学の大学院学生定員数の移り変わり>
平成02(1990)年 62,000人
平成04(1992)年 66,000人
平成06(1994)年 76,000人
平成08(1996)年 87,000人
平成10(1998)年 99,000人
平成12(2000)年 110,000人
平成14(2002)年 118,000人
平成15(2003)年 121,000人
確かに、13年間でほぼ2倍に増えている。
>>92、
>>97、
>>108はまったくの間違いで、現実と正反対のことを言っている。
俺は文系だが理系にはもっと金を出すべきだと思うんだ
>日本の2005-2009の論文生産数は1999-2003の水準より減少
>>113 確かに院生数は増えたんだが、それにともなって崩れ博士の増大で
ここに来て「若者の博士離れ」(笑)が進んできた。
多くの分野で、2000年代前半辺りをピークに、研究者を
目指す人間が減っているのが影響しているだろう。
「PD一万人計画」といってもその先に職はないので、要するに
「若者を任期契約し、30代前半まで安く使い捨てして成果を出そう」という、
社会全体の悪しき流れの一つ。
こんな詐欺まがいのやり方がバレたから、人が集まらなくなっただけ。
116 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:17:04 ID:R25kGBFH
ロンダロンダ〜♪の巣窟
117 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:18:14 ID:rPGmvQoA
崩れ博士は、自己責任、努力不足、甘え
118 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:19:25 ID:vwmYo/E3
自民党時代は良かったのに、ミンスのせいで破滅的になったんだね。
119 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:23:58 ID:dzkdA2VV
この差は文系の論文数だろ?
日本の人文・社会は英語のもの書かないし
>>117 「崩れ博士は、自己責任、努力不足、甘え」と言ってるうちに、
博士課程に進学するのは、就職浪人か情弱のアホばかりになって
今では大学院まるごと「自己責任、能力不足、甘え」ワールドになったとさ。
めでたし、めでたし。
121 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:26:16 ID:fcbTGlle
勝手に博士になったんだから自己責任だろ
広義の強制とでも言うのか?
>>121 もちろん、自己責任だと思うよ。
入ってくる人が減って、レベルがますます下がりましたってのが
>>1という話ね。
123 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:40:00 ID:czZNotE3
まあ、崩れ博士を救済したところで何にもならんな。
一番の失敗は、間口を広げて競争を強化したにもかかわらず、ゴール(待遇や報酬)は据え置きにしたことだ。
初期においては、競争激化のデメリットは知られていないから、参入者が増えてレベルが上がるが、時間が経つにつれて、
厳しい競争を勝ち抜いても報われないことがばれたから、参入者が減るor他に進路がない人が参入するようになった。
文部科学省は金は出したのだが、ゴールである教授の給料は上げずにポスドクに薄く広くばらまいたので、結局、有象無象しか集まらなかった。
研究者なんてのは30歳年収500万の奴2人より、30歳年収1000万の奴1人の方が成果が期待できる世界なのに、
年収500万の人材ばかり集めてしまった。
逆にゴールである教授の給料を上げておけば、それを目指して優秀な人材が殺到するから、嫌でも競争のレベルは上がる。
そうすると今度は、アカポス獲得競争に敗れた者でも、そこそこの人材ということで企業が採用するし、
博士の最上位層はさらなる高給を持って企業が引きぬいていく。
それをやって成功したのがアメリカ。
124 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:48:26 ID:ueacrkRo
>>123 的を射た分析だと思う。
文科省の高級官僚たちに聞かせたいね。
125 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 17:57:22 ID:gDrruqGD
>>82 行きたい公募があったが女性枠だったことが何度かある。
選ぶ側が公正に判断すればいいだけの話なのに門前払いがほんとうに
頭に来る
独立行政法人化で、研究よりも予算獲得に時間をつかうようになった。
マスコミが、研究機関にも民間の経営感覚を導入すべきとかあおって独法化させたからなあ。
>>126 大学が予算獲得(って、大半は国関係から)に血眼になって
くれたほうが、文科省はコントロールしやすいからな。
結局は、独法化してかえって制約が厳しくなった。
重点化前、独法化前の昔のまったりのほうが良かった。
>>123 名刹神社の署名入りの「千歳飴」を目指したが
出来たのは、どれも同じな「金太郎飴」だった
独創性がこそが命のアカデミズムで何ら取る所のない凡庸極まりない
アカデミーでは役立たず人材ばかり集めてしまった
あの90年代半ばの「大学院」重視政策は、文科省の天下り先確保が本音
建前は、御大層なお絵かきでしたが、なーんだ、ヤツラは院生を食い物にしただけだった
最初の隠された目的に瑕疵があるから、こういうことになる
あいつら、どこまで日本国を食潰したら気がすむのかね?
>>127 こんなことは「独法」前から盛んに言われてました
あの硬直した官僚制度・・・
それも霞ヶ関ナンバー1のアタマの硬さを誇ってやまない「文部省」が提示した政策なんて
まともに機能するわけがない、とね
日本には天然資源があまりない
あるのはブレや格差の少ない人材のみだ
バブルが弾ける前くらいまでは、欧米のキャッチアップでOKでした
しかしそれ以降は、お手本が無くなってしまいました
偏差値教育・受験を経たエリートは、事務処理能力と記憶力には優れています
しかし、それは飽くまでも、答えが既にある環境下なら発揮できる能力に過ぎません
今の日本に答えはありません
フロントランナーに何時の間にやらなってしまったのです
未体験ゾーンに既に入って久しいのです
それが失われた20年でした
新しく造らなければいけません
旧来のものをスクラップすることが
新しいものを造り出す契機になるのです
果たして、シミッタレ&小心者ばかりのコノクニの人が果敢にできるかな?
130 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 01:15:43 ID:QRnvPrV3
>>123 正論だね。
大学の研究者が、雑用で研究に時間が割けないとか、企業より年収が少ないとかぼやかざる
を得ない状況では、実利的な最近の学生は大学の研究者を目指さないよな。
昔なら、なあなあで黙認されていた副収入も、他人のあら探しが大好きなこの国の風潮で
今や期待できないからね。
昭和以前の時代なら、研究室全員の宴会を自腹で払う大先生が結構いたのだが、今はそれも
無理になってきている。
>>129 トムソンで日本の論文数としてカウントされているのは、圧倒的に国立大理系学部から出て
いる論文だろう?文系は英語で論文書かないし。
それがこんなに危機的な状況であることを、大多数の国民は知らないんだよ。
日本の発展を、声を出さずに支えてきたのは一握りの国立理系卒のみなさんだが、あまりに
声を上げなさすぎた。ヤバイぞと大声を上げないと。
131 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 01:20:31 ID:NvHdH0jx
>>123 いろいろ想像する前にテニュアトラックについて調べてみれば分かる
科学に興味があって余力をそれに捧げているだけの単純労働者でもこれに貢献することは可能ですか?
133 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 02:06:22 ID:HZBlo9Gt
小泉政権ごろから落ちとる
>>130 日本は、理系の人が政治に疎すぎます
自分の蛸壺研究の外に関心を示さない人が多いでしょ?
鳩山も管も理系出身者ですが、なぜか、文系の親分に操られております
戦後の歴代の総理大臣で「田中角栄」は建築士という理系商売で成功して
代議士になり52才という若さで大納言になりました
あの人は、理科系のアタマと文科系のアタマを同時に持っておりました
土建屋になる前は、作家志望であったようで、そっちの研究を若い頃してました
角さんが色紙に行書で雄渾な筆使いしてるビデオを見たことがあります
大したものです、官房副長官の後藤田正晴とある寺で、
角さん曰く
「後藤田、君、高文8番だってね、この碑に書かれている内容分かるか?」
「わかりません、私には全く読めません・・・」
「これは、中国の南宋時代の有名な詩人の漢詩だ」
(朗々と読み上げ、意を解説した角さん)
「なんで、わかるんですか? すごい・・・」
「うーん、こんな因果な仕事してなければ、作家になりたかったからな〜」
こんな感じで東大法学部卒の「カミソリ後藤田」ですら魅了
角さんの話は、インテリエリートにも無学な庶民にも的確に分かる言葉で
メッセージを発することができました
理系人からもこれくらいの教養と迫力のある人材が出てこないとアカンぞよ
日本の教育界は、かなり危機的状況だ
OECD加盟国で教育費にオカネが掛かる1〜3番が米国、韓国、日本だ
米国は奨学金制度があり優秀ならゼニはさしていらん
日本なんか奨学金に利息をつけるくらい酷い
コノ国、人材を育てる気はあるのでしょうか?
ヤル気無いと思う
赤字決定な高規格道路やフル新幹線なんか造っている場合じゃないでしょ?
もう間に合うとは思えないなぁ 第三世界転落まであと何年かしら
連投わるい
小泉ってのが総理大臣を長きに亘ってしてたな
慶大経済の同期生の「栗本慎一郎」が小泉のオツムを心配して
友人の経済学者にレクチュアーさせたことがあった
小泉という奴は、その内容が全く理解できなかった
クリシンもマジ唖然としたらしく、これ以上講義するのを諦めたくらい
こんな馬鹿でも「日本株式会社」の御飾り代表者として勤まる日本国では先は暗い
国民は、小泉の顔とか服のセンスとか、意味の無い演説とかに酔い痴れ
オツムを空っぽにして出来の悪い権力者を賞賛している
こいつら、どこまでいっても、馬鹿
艱難辛苦してる下々の気持ちが深く理解できたものが
コノクニの代表者にでもならない限り日本に明るい未来なんか無い
哀しいこおtですけれど・・・
日本の経営者も同じようなものです。衰退劣化するわな・・・・・
>>127 この文部行政の大学支配の強化のための「独立行政法人」ってやつと
総務省が推進してきた「市町村合併」と同じ構図に見えてくる
私のところも合併がなされたが、行政サービスは低下したのに
なぜか税金が上がりました
変な話でっすね〜
高級官僚のお花畑である「静岡県」においてコノ傾向が顕著で
笑えない状態になってしまいました
あれも、中央が地方を自在に操りたいから合併推進したに過ぎない
合併するということは、地方の窓口がそれだけ減るわけだから
中央の監視管理がし易くなるわな
日本が良質な教育を失ったら、何も残らないです
明治維新以降、急激に西洋列強に追いついたのは
江戸時代の寺子屋教育があって、国民の平均レベルが高かったことが基礎にあったからさ
今やってるこおてゃ、日本の先人達が築き上げてきた基礎を破壊してるも同じ
三浦朱門とか寺脇研が推進した「ゆとり教育」とは何ぞや?
139 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 10:03:37 ID:QRnvPrV3
俺の知るかぎり、お役人ってのは自分の権限と予算と天下り先確保にしか興味がない
ように見える。政治家も似たり寄ったり。
日本の将来を見据えて、戦略的な政策を立案し、実行できる人間は政府にいないのか?
日本学術会議まで、オブラートにくるんだような提言しかできないようだし。
経済政策もなんとかすべきだが、学術研究や教育は悪影響が見えてから改善しても
結果が出るのに20年かかるんだぞ!
経済成長率と連動してるだけじゃんか
小泉改革の成果がでたか
143 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 13:11:46 ID:VpVWCt64
>>142 真性馬鹿発見。
今の人口抱えて東欧諸国なみに技術も劣化したら、生活は東欧諸国よりはるか下に
なるよ。
144 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 18:10:35 ID:Uwxx0TCp
145 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/31(水) 14:47:51 ID:iOqzp5K7
>>136 小泉は、ヤクザの息子の父親が慶応教授5人に多額の金を払って慶応大学に裏口入学したからね。
大学の授業はチンプンカンぷんで経済のケの字もわkらずに、レイプ三昧して楽に卒業。
途中、レイプ殺人を追求されないように、ロンドンに逃亡して隠匿生活。
はいはい、小泉が〜小泉が〜
小泉を攻撃しないと自我が保たれない連中っているよな
よほどトラウマになってるのか