丸善石油化学は、ベンゼンの販売体制強化を図る。製油所稼働率の低迷などによる国内ベンゼン
需給のタイト化を想定、海外でのスワップ取引を拡大することで販売量確保を目指す。国内全体の
ベンゼン生産量は09年、クラッキングによる分解系、石油精製系、石炭系いずれの生産ソースも
減少し前期比7%減の426万トンにとどまった。一方、フェノールチェーンが春先から増産に転換するなど
誘導品需要とのバランスが崩れ需給がタイト化、年間を通じた輸入量は過去最高の27万トンに達している。
▽ソース:化学工業日報 (2010/03/23)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201003/23/01201_2121.html