熊本市と周辺の植木、城南両町が23日合併し、新「熊本市」が誕生した。人口は政令指定都市に
なるための目安とされる70万人を超え、2012年4月1日に九州で3番目の政令市移行を目指す。
市によると、合併で人口は72万7978人(05年国勢調査)、面積は約390平方キロになる。
旧熊本市役所を本庁舎とし、植木、城南両町役場に総合支所を置く。23日午前、旧町役場で
それぞれ総合支所の開所式が行われた。
編入合併のため市議49人はそのまま残るが、2町長と町議計31人は失職する。市議を増員する
「定数特例」を適用し、旧植木町では50日以内に市議増員選挙(定数2)が実施される。城南町にも
定数1が割り振られたが、合併の是非を巡る住民対立が深まる恐れがあるとして、同町は特例適用を
見送った。市長選は行わない。
01年に政令市の昇格要件が緩和されたことを受け、熊本市は周辺町との合併を推進。08年10月にも
旧富合町と合併した。
▽ソース:読売新聞 (2010/03/23)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100323-OYS1T00581.htm