【出版】週刊ダイヤモンドの消えた特集(池田信夫) [10/03/26]
1 :
依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★:
きのうの電子出版シンポジウムの後の懇親会で話題になり、すでにツイッターなどでも
噂になっているので、複数の編集部員から聞いた事実関係だけを(固有名詞は略して)記録し
ておく:
週刊ダイヤモンドの4月6日発売号の特集は「電子書籍と出版業界」(仮題)という60ページの
企画だった。私は1ヶ月ぐらい前に担当者から相談を受け、企画の内容や私のビジネスについ
ても何度か話をした。メインは電子書籍の話で30ページぐらいだが、その背景として出版不況
の現状や出版社・取次などの対応を取材するという話だった。
ところが先週の金曜になって、担当者から「あの特集は没になりました」という連絡を受けた
。なんと60ページの特集がすべて中止になったというのだ。彼の言葉によれば「今回のように
、いったんやると決めて、特集の締め切りが2週間後に迫っているのにストップしたことは、
ダイヤモンドの歴史上、過去に一度しかない」という。
彼によれば、通常は部員や副編集長が出した企画をデスク会議で話し合って最終的には編集長
が決定し、局長などはこの意思決定には関与しない。ところが今回は、特集が決まったあとで
取締役レベルから内容について「質問」があり、それを受けて編集長が中止を決めたという。
その理由は、編集長の説明では「電書協の件や講談社との関係」とのことだった。
電書協とは大手出版社でつくった「電子書籍協議会」のことで、24日の設立総会では31社の
経営者がひな壇に並んで、野間代表理事(講談社副社長)を選出するセレモニーが行われた。
取材した別の記者は「外資に対抗してみんなで仲よくやろうという話をしただけで、あの調子
では何年たっても何も決まらないだろう」といっていた。
担当者は「電書協では何も決まらないし、講談社の圧力なんかない」と編集長にも説明したが
、編集レベルではくつがえせない経営判断だとのことだった(社長が関与したかどうかは
不明)。この特集については取次も取材に応じており、外部の圧力ということは考えにくい。
営業サイドの「自主規制」の疑いが強い。
もちろん、この種の問題を取り扱うことにはリスクがともなうので、編集部でも事前に協議は
行われ、再販問題などの取り扱いは慎重にする方針だった。途中の段階では、出版流通の
部分を落として電子書籍の30ページだけやれという話もあったようだが、これは現場が「それ
ではかえって問題の隠蔽になる」と反対し、全面的に没になったという。
以上が確認できた事実関係で、再来週の週刊ダイヤモンドの特集は「ドラッカー」に差し替え
られるもようだ。これは一週刊誌の内紛といえばそれまでだが、見過ごせない問題を含んで
いる。それはこの特集の入口は電子書籍だったが、本質的なテーマは日本で書籍の電子化が
進まない背景に再販制度や委託販売などの不透明な流通機構がある、という当事者の「内部
告発」でもあったことだ。
同じような問題は日本の多くの業界にあり、特にメディアに多い。当ブログでも取り上げて
きた電波利権や、いま話題になっている記者クラブの問題、またこのダイヤモンドの特集の
テーマだった再販など、枚挙にいとまがないほどだ。それはこの業界が「互いに他のメディア
を批判しない」という情報カルテルを結んでいるからだ。
ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/4681719/
>>1のつづき
こうしたタブーを破って電波利権などのテーマに挑んできた週刊ダイヤモンドも、自分の
業界のタブーからは自由ではなかったわけだ。これによって営業は救われるかもしれないが、
ジャーナリズムとしての週刊ダイヤモンドの信用は決定的に失われるだろう。ただ考えように
よっては、この事件は、日本の企業でなぜイノベーションが生まれないのか(あるいはつぶさ
れるのか)を、特集記事よりはるかにわかりやすく示してくれたような気もする。
-以上-
3 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:13:09 ID:EiaWW+OS
>日本の企業でなぜイノベーションが生まれないのか(あるいはつぶさ
>れるのか)を、特集記事よりはるかにわかりやすく示してくれたような気もする。
うん、まぁ好例だね
改まりはしないだろうけど
4 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:22:41 ID:bGriAjcd
4
好きにやらせておけばいい。
放っておけば勝手に滅びる業界だ
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:27:20 ID:B+HQkKdN
このオッサンは、メディアの各方面で自分が嫌われ、馬鹿にされているから、
こういう問題は必死なんだよな。
7 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:28:45 ID:NZsc8oea
そして黒船がやってきて、みんな、どどーーんと押し流されると。
どこが、電子書籍の覇者になるかはしらないが、扶桑国の企業でないことは疑いない。
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:30:51 ID:BKB5c4iX
腐れ記者クラブwww
講談社はゲンダイが原因で倒産します。
電書協って比較的好調な某社が来なかったアレ?
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:43:05 ID:EXiiBtSb
労組・宗教・メディア(除く出版)・ゼネコン
辺りの切り込みは評価してるんだが>ダイヤモンド
13 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/26(金) 23:43:39 ID:rcW8mdon
週刊どんなもんや
14 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:02:10 ID:RnORZKKR
どうでもええが、このオッサンと上杉隆との対談はワロタ。
上杉「私、こんなことは言ってませんし。これ、訂正しといてください」
池田「ええ、消しときます消しときます。今日話してみてわかったのは、
私と上杉さんの案外距離は近いんだということですよ」
15 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:03:43 ID:IhNEWbXu
この人珍しくまともなこと言ってるよ
業界内で利権持ってる連中が自分さえ良ければいい思ってるのが、
よくわかる
16 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:05:08 ID:DhzkxW8M
ざまあw
17 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:22:52 ID:ofrETRRZ
まだサービス始まってもいない電子書籍を無闇に推す信者もウザい
既存の利権が嫌いなのは分かったからもう少し落ち着け
18 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:25:56 ID:OD+iynCd
また、ガラパゴス化に邁進するわけですねw
19 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 00:37:49 ID:BOA1Qf9x
>>12 同意
ダイアモンドは結構いい線突っ込んで書いているんだよね
出版不況にめげず頑張って欲しいよ
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 01:05:45 ID:u2eDAVXC
また「音事協」とな・・・。うん???
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 01:08:00 ID:cQYZo5+P
メディアに関しては東洋経済じゃないのか
あとせっかく伸びそうなネタなのにナゼにこんなスレタイで立てる?
23 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 02:58:20 ID:BerggOoi
創価学会の特集にはビビッた
かなり学会からクレームがきつぁ様子で
速攻でお詫び記事を載せたwww
24 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 03:07:27 ID:u1+p49Ko
再販制に言及したライターは業界から消される、これは本当の話なんだよな。
でも、JASRAC裁判ではフルボッコのダイヤモンド。
26 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 10:41:50 ID:uFUB/vYN
そして、外資に美味しいところをかっさらわれると。
農耕社会と狩猟社会の戦い、今後が見もの。
27 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 10:48:15 ID:ma4snhRA
お前らさあ。同人誌の即売会とか同人誌扱ってる書店とか行ってんの?
そういうの行かずに中抜きの問題とか流通がどうこう話し合っても意味ないよ。
現場じゃ既に中抜きなしの流通方法なんか幾らでもあるの。
出版業界は自ら電子出版を失敗させる方策を必死に考えているのだろうか
29 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 11:39:28 ID:/NLPtAX7
ただ池田ってこの人、経歴を見ればしょうがないけど普通の権威あるところで誰にも相手されないから
ネットとかで煽って必死に「文化人文壇」カテゴリに入ろうとしている感じがあんま好きになれない
従来のメディアを批判する割には、そういう権威に憧れている弱い人間だと
30 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 11:47:24 ID:wEWTzFGp
経済界といっても文系ばっかだし。
31 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 12:09:36 ID:WTxya+NQ
10年後JALみたいになりたくなければ新技術を受け入れるべきだな
32 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 12:12:54 ID:Qs1MHreM
今回の事は、のびー 頑張れだなぁ〜。
韓国なんて近い将来、教科書を電子書籍にする計画なんだろう。
また、朝鮮に差をつけられちまうなぁ〜。
のびー も国士となり、講談社・小学館に天誅を下せ!
極端に言えば日本企業の取締役連中がいなくなればば解決って事?
そういえば、日経新聞で出版・書店業界の特集組んでたぞ。
今日の朝刊分では、取次が返本率のすごさに悲鳴上げて、出版社にクレームつけまくってるらしいが。
書店も返品率さげること必死みたいだし
新聞は赤旗、聖教新聞、テレビはNHK、書籍は幸福の化学と潮出版、あとは同人誌ですか。
皆さんのネタ元は、これらの情報と引用だけになります。楽しみですね。もうすぐですよ。
素人にも見える出版界の世界的潮流が見えないのか、見たくないのかw
津波が来てるのにねぇ。
われわれは何時までも居心地のいい20世紀を生きるぞ
38 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 04:52:44 ID:i5wxizju
39 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 05:00:50 ID:yUTQSagV
この体質は変わらないな
このままくさって死ぬだけさ
儒教を強化して年上に逆らったら刑事罰なんていかがでしょう。衰退を早めれば未来は明るいよ。
やっぱり破滅してからが本番の国だからね。
41 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 09:11:46 ID:1YWKDzYT
まあダイアモンドは結構タブーに切り込んだりしてるからな。
更に出版界まで敵に回したら流石にやりづらいんだろ
トーハンニッパンも怒るだろうし
100万円の利権を守るためには500万円かかる
それでも利権を守ろうとする
環境変化に適応できなかった大きな「恐竜」が滅んでいったように
マスコミという美味しい競争の限定された甘やかされた世界で御碌を食んできた連中の末路だ
いいじゃないですか、そうやって滅亡していくことに美学でも感じてるんでしょ
新規参入があり新陳代謝の激しい競争業界人からしたら
ここまで追い込まれてるのに何も対策をしない「安穏族」ってのも・・・
まあ、当分、コイツらの阿鼻叫喚なる風景を堪能できそうで、写生でもして射精してみるか?
44 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 18:31:12 ID:ryYvzo55
>>41 取次が怒ってダイヤモンドの本をすべて返本したら簡単に潰れちゃう
45 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 22:21:52 ID:qgE5qDDF
ノビーwwwww
>>1 なんでスレタイに【電子出版】と入れないんだ