榊原工業(愛知県一色町、榊原将社長、0563・72・7454)は、富山県高岡市に建設機械部品製造用の中子を生産する
「富山工場」を開設する。
コマツの子会社で鋳物部品を製造するコマツキャステックス(富山県氷見市)から中子の製造を新規で受注したためで
6月中旬に稼働する。投資額は約2億円。同工場だけで初年度3億円の売り上げを見込む。
富山工場は、土地付きの中古工場を取得し、改装して使う。敷地面積は約3200平方メートル。
事務所棟を含めて一部2階建てで、延べ床面積は1333平方メートル。
工場スペースに、鋳物の中空部を作るための中子を成形するシェルマシンとコールドボックスマシンを各3台設置。
このほか、フラン自硬性中子を製造するラインも1本設置する。
生産数量は明らかにしていないが、建設機械のエンジン回りや油圧部品向けなどの中子を生産する予定。
▽ソース:日刊工業新聞 (2010/03/15)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620100315hhag.html