【ジャカルタ=野沢康二】三洋電機はインドネシアで2011年までに液晶テレビの生産台数を
5倍に増やし、年産量を100万台に引き上げる。所得の向上によりアジア諸国などで起きて
いる需要の変化に合わせ、これまでのブラウン管テレビから主力を移す。
同社現地法人の三洋エレクトロニクス・インドネシアは19、24、32、42インチの生産を
始めた。09年に20万台だった液晶テレビの生産量を10年に70万台、11年に100万台に増やす。
一方でブラウン管型は09年の100万台から11年には25万台まで縮小する。合計台数はほぼ維持
するため、製造ラインの調整にかかる投資額は1億円以下という。
輸出とインドネシア国内への販売の割合はこれまで通り8対2とする計画。同国での発売に
続き、近隣東南アジア諸国や中東、アフリカへ順次輸出を始める。各国ではブラウン管から
液晶テレビへ需要が急激に移っているという。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100312ATDD1203712032010.html