エーザイの内藤晴夫社長は4日に開いた記者懇談会で、日本で年内にもがん分野に参入する方針を明らかにした。
新薬の低悪性度リンパ腫治療薬「ベンダムスチン」を発売するほか、同薬投入に向けて抗がん剤の後発医薬品も品揃えし
新薬・後発薬と幅広くがん事業を展開する。主力の抗認知症薬「アリセプト」の特許切れが迫る同社では、成長市場である
がん分野で事業育成を急ぐ。ベンダムスチンはシンバイオ製薬からの導入品で、現在申請中だ。
内藤社長は「今年の中盤にも発売する予定」としており、同社の国内事業ではがん分野で初の新薬となる。
また同分野では、注射剤の抗がん剤を対象に後発薬も製品構成に加える。がん専門ではなく一般MR(医薬情報担当者)が
ベンダムスチンとあわせて情報提供する計画だ。
▽ソース:化学工業日報 (2010/03/08)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201003/08/02801_2121.html