【経済政策】2010年度予算で為替介入枠が6年ぶり拡大、小幅引き上げめぐり市場の見方交錯[10/03/03]

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1依頼@台風0号φ ★:2010/03/05(金) 01:12:20 ID:???
 政府が策定した2010年度予算案で、為替介入の上限額を6年ぶりに引き上げたことが、外為市場関係者の
関心を呼んでいる。引き上げ幅が5兆円と小さいため、上限引き上げがすぐ介入につながるとの見方は
少ないが、円高圧力が根強く残っているだけに、市場では将来的な円売り介入の可能性をにじませる
アナウンスメント効果を狙ったのではないかとの観測も浮上している。

 2日に衆院を通過した予算案によると、円売り介入の原資となる外国為替資金特別会計の借入限度額は
145兆円と、前年度の140兆円から5兆円の引き上げとなった。政府が前回、借入金の限度額を引き上げた
のは、03年から04年にかけて30兆円規模で円売り介入を行った直後の04年4月。為替介入額など実績を
示す外国為替資金証券(為券)残高が同3月末で85兆円と当時の限度額100兆円まであと15兆円と
近づいてきたことを受けて、40兆円の大幅引き上げを決めて以来だ。

 09年度末の為券残高見込みは110.4兆円。現行の限度額140兆円まで30兆円近い余裕がある。
にもかかわらず、政府がわずかな幅でも上限を引き上げたのはなぜか――。

 ある大手銀行の為替チーフトレーダーは、狙いはアナウンスメント効果にあると見る。政府が限度額を前回
引き上げたのは、まさに大量介入と同時期の6年前。「実際に介入となったとき、5兆円の引き上げに大した
意味はない。(引き上げで)介入に踏み切る可能性が十分にある、とのメッセージを広めたいだけではないか。
(投機色が強いが)円相場に詳しくない海外勢が、介入前提の引き上げだと騒ぎ立てそうな話ではある。
まさにそれが狙いだろう」と推し量る。

 冷静な見方もある。外為どっとコム総研の主席研究員・植野大作氏は、円売り介入は日経平均が9000円台
へ下落するなど株安が急速に進む中、ドル/円が昨年11月につけた84円台へ勢いよく突入するような状況
まで行われないとの見方を変えていない。介入の可能性が存在する限り「介入枠は大きいほうがいいと思った
だけではないか」という。

 財務省は「為替市場のいかなる動向にも対応できるよう限度額を設定しており、過去の為券の増加なども
勘案した」と理由を説明している。


▽ソース:ロイター (2010/03/03)
http://jp.reuters.com/article/jpmarket/idJPnTK036795920100303
2名刺は切らしておりまして
自民の逆をやろうとしたけどどうにもならなくなってきてるんで
かつての志は今どこにって感じだな