【リストラ】ベスト電器が1000人以上削減…12年2月までに 早期退職者募る [02/27]

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1きのこ記者φ ★
家電量販大手のベスト電器(福岡市)が、2012年2月末までの2年間で、
従業員約5500人(非正規雇用含む)のうち、千人超を削減する方針を
固めたことが26日分かった。

早期退職制度を新設して希望者を募るほか、定年退職などの自然減や
採用抑制で4千人台前半まで規模を縮小する。
大手百貨店なども大幅な人員減に踏み切っており、08年秋の金融危機後に
製造業から始まったリストラが、流通業界まで拡大してきた。

ベスト電器は、首都圏地盤の完全子会社さくらや(東京)の全店を2月末までに閉店し、
従業員約450人を原則解雇する。グループ全体では1500人超の人員削減となる
見通しで、流通業界で過去最大規模になる。

ベスト電器は経営不振から、12年2月末までに国内直営店の2−3割となる
50−70店を閉鎖する計画を進めている。また、業界内でも人件費比率が高く、
大幅な人員減が避けられないと判断した。
千人超の削減目標のうち、11年2月末までに7−8割を削減し、
12年2月末までに残りの2−3割を減らす方向で調整している。

早期退職制度では、退職金の上積みなどの優遇条件を設けて、
すべての年代を対象に実施する方針。ただ、不況で雇用環境も悪化しており、
想定する人数が集まるかは不透明だ。

流通業界では、三越(東京)が昨年、早期退職希望者を募り、約1600人が応募。
井筒屋(北九州市)も3月に240人規模の早期退職希望者を募集する。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/155116