【空港】新潟空港、初の100万人割れ…県「誤算だった」 若者などの取り込み図る [02/25]
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きのこ記者φ ★:
(続き)
■グアム線を県「救済へ」 コンチネンタルに助成方針
県は、グアム線を「救済」する。コンチネンタル航空に対し、昨年9月末〜12月末の
新潟空港の施設利用料と着陸料にあたる計数百万円を助成する方針だ。
県空港課は、金額について「まだ確定していない」としている。
県は昨年9月、搭乗率が3カ月連続で40%を下回ったうえ、
前年同期比で10ポイント以上も下回った路線を運航する航空会社に対し、
施設利用料と着陸料の半額を助成することを決めていた。
補正予算には2路線分の計約1400万円を盛り込んでいる。
同課によると、グアム線は、昨年4〜8月の平均搭乗率が29・7%と低迷したため、
助成を決めたという。
■「誤算だった」県は戸惑い 若者・家族層 取り込み図る
2009年の新潟空港利用客が100万人を割ったことについて、県空港課の青木一栄課長は
「『大観光交流年』で大きく落ちることはないと思っていたが、誤算だった」と話した。
県は、新潟などが舞台となったNHK大河ドラマ「天地人」の放映や国体開催があった
09年を「大観光交流年」と位置付け、PR活動を展開。
その結果、年間観光客を08年比約7%増の7493万人とし、04年の中越地震発生前の
水準にまで戻した。にもかかわらず「空の玄関」が振るわなかったことに対し、県は戸惑っている。
県は今後、若者やファミリー層の取り込みを図る考えだ。
近く招待者向けに、県出身アーティスト「ヒルクライム」によるライブを空港施設内で開く。
家族向けには今月20日、普段は入れない防災ヘリコプターの格納庫などを見学する
「バックヤードツアー」を実施した。このほか周辺県の団体に新潟空港を利用してもらおうと、
団体バスの借り上げ費の3分の1を助成する制度を売り込んでいる。
昨年は県外客が訪れた国体の時期に初めて、旅行のプレゼントを企画した。
空港のPRを兼ねたアンケートの回答者の中から抽選で計20組40人に、
グアム旅行、上海旅行を贈った。青木課長は「景気回復を待つだけでなく、路線ごとに
新しい旅行商品を作るなど、PRを積極的にやらなければならない」と話している。
(記事終)