【小売/地域経済】 しまむら、増床計画を新潟県に申請→ 加茂市が「後出し」禁止条例→ 加茂市、しまむらを刑事告発 [2010/02/24]

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しまむら:新潟・加茂市が刑事告発 増床計画…県に提出→市が「後出し」禁止条例
 ◇「野放し状態になる」

 新潟県加茂市が、衣料販売の全国チェーン「しまむら」(本社・さいたま市)の売り場拡大は市条例に違反するとして、
県警加茂署に刑事告発し、波紋を広げている。地元商店街の保護が目的で、同署も告発を受理したが、
増床計画が県に出された後に条例を制定する「後出しじゃんけん」の手法だった。

 市などによると、「ファッションセンターしまむら加茂店」は96年、売り場面積998平方メートルで営業を開始。
09年1月、大店法で都道府県への届け出が義務付けられる面積(1000平方メートル以上)を超える
1126平方メートルにする計画を県に届け出た。
すると、市は7月に売り場面積が500平方メートル以上ある店舗の増床を禁止する条例を制定。
その後、県が増床を認めたのを受けて同社が工事をしたため、12月に刑事告発に踏み切った。

 加茂市は人口約3万1000人で、新潟市の南に隣接している。人口は年々減り続けており、市と地元商工会などは
これまでも大規模店舗の新規出店阻止で共闘してきた。
小池清彦市長は「既存の大規模店舗三つで飽和状態。増床を見逃せばあしき前例となり、野放しになってしまう。
同社に何度中止をお願いしても、ご理解いただけなかった」と説明、同店を「狙い撃ち」したことを認めている。

 条例は最高50万円の罰金を科せるが、原状回復は求めていない。
しまむらの企画室は「正当な手続きにのっとってきたつもりだが、市の認識が分からずコメントのしようがない」と戸惑う。

 一方、市商店街協同組合の桑原寛治理事長は「お話しできる状況にない」と沈黙。
商店街関係者の間では「増床で同社が扱う商品も増え、心配だったので市を応援したい」という期待の声と
「客の年齢層がそもそも違う。理解はできるが、やりすぎでは」といった声が混在している。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100224ddm041040093000c.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100224k0000m040043000c.html