後発医薬品大手の東和薬品は、2012年にも抗がん剤市場に本格参入する。経営効率化を
進める医療機関では高額薬価の抗がん剤を安価な後発薬に変えるケースが増えつつある。
このため同社では12年に山形県内に完成させる新工場で後発の自社抗がん剤を製造し、
販売する。抗がん剤は徹底した副作用情報の提供や管理が求められることから、がん専門の
営業員を配置して市場開拓する。東和薬品では12年の参入を目指して抗がん剤の新製品を
リストアップし、開発を進める。同年春に稼働させる山形新工場では、抗がん剤など高活性製剤を
製造する設備を完備させる方針で、自社製造の抗がん剤を市場投入して収益拡大を目指す。
▽ソース:化学工業日報 (2010/02/17)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201002/17/02801_2121.html