昭和時代に活躍したバスガイドが歌うなつかしの歌謡曲やフォークソングを聴きながら、
都内の名所を回る「はとバス」のツアーが40・50代に人気だ。
当初、同社の定期遊覧運航開始記念で3月19日(金)限定のコースとして企画。
しかし1月21日9:30に発売するやいなや、約30分で3コース定員440人分が完売!
急きょ、設定日を増設したという。
今回、3月22日(祝・月)〜26日(金)に追加設定されたのは、
昭和20〜30年代の歌謡曲を中心に歌う
『Aコース・あの歌が聞きたい! なつかしの名曲で綴る東京ドライブ』と、
昭和40〜50年代のフォークソングを中心に歌う
『Bコース・よみがえる青春! フォークソング・ヒット歌謡で綴る東京ドライブ』
の2コース(各2500円)。
「あ〜か〜い〜、リン〜ゴ〜に、くちび〜るよ〜せぇて〜♪」と歌が流れ、
まるで昭和にタイムスリップしたようなバスに乗り、半日をかけて両国や浅草、
皇居や銀座など東京名所を巡る。添乗するOGバスガイドは、50・60代が中心だが、
最高齢で74歳のガイドもいるというからスゴイ! 制服も当時のものを着用するのだとか。
はとバス広報の永野さんは、「ここまで人気が出るとは、完全に読み違えでした」と
言いつつも、喜びを隠せない。設定した3コースは20〜30分でどれも完売。
キャンセル待ちだけでも約200人にのぼったとか。追加設定するのに合わせ、
OGガイドも13人から17人に増やしたと言う。
今回、数十年ぶりに現役復帰するに当たり、OGガイドたちは現在、歌の練習と
名所の勉強のため猛特訓中なのだとか。永野さん曰く「ロシア大使館をソビエト大使館と
言ってしまうなど、時代の変遷を感じる間違いがあります(笑)」と言ったほほ笑ましいエピソードも。
また、お台場など、当時なかった“新名所”は同乗する現役ガイドが担当し、新旧ガイド2人が
助け合って案内をするそう。
気になる懐メロだが、Aコースは「東京のバスガール」「お富さん」「リンゴの唱」「高校三年生」など。
Bコースは「青春時代」「別れても好きな人」「学生時代」「お嫁サンバ」など。
団塊の世代だけでなく孫を連れた客や二世代で楽しむ客もいるという。
残りわずかながら、まだ両コースとも残席があるそう。懐メロを聴きながら、歌いながら、
ノスタルジックに巡る東京を味わってみては?
http://news.walkerplus.com/2010/0218/6/ 昭和30年代のはとバスガイドたち
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