日本抵抗器製作所は15日、連結子会社のJRM香港を2010年12月期中に清算すると発表した。
香港における顧客管理など設立当初の目的を終えたため、としている。JRM香港の負債総額は
1800万円(09年12月末)。日本抵抗器製作所の実質持ち分は約17%で、業績に与える影響は
軽微としている。
富山県内に分散する生産拠点の再編も進める。製造子会社、ファイン電子(南砺市)が手掛ける
ハイブリッドICなどの生産を今年1月、同じく製造子会社のサンジェニックス(同)に移管した。
従業員の異動に伴う退職金約5800万円を09年12月期決算に特別損失として計上した。
ファイン電子は土地建物、機械などの管理会社として存続する。
同日発表した10年12月期の業績見通しは、連結最終損益が5000万円の黒字(前期は1億9600万円の
赤字)と3期ぶりの最終黒字を見込む。エコカー向けハイブリッドICなどの受注が好調なため。
「トヨタ自動車のリコール問題の影響も若干ある」が、他の電子部品も総じて上向いているという。
▽ソース:NIKKEI NET (2010/02/16)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100215c6b1503g15.html