北陸3県企業の2011年春の新卒採用活動が本番を迎える。受注回復が鈍い機械を中心に製造業は総じて採用を抑える計画だが
不二越など10年春入社がゼロの企業が採用を再開する動きもある。北陸銀行や北陸電力など大手企業の一角は高水準の採用を続け
雇用の下支え役になりそうだ。景気動向を見極めようと採用活動の時期を遅らせる企業も出ており、就職戦線が長期化する可能性もある。
大同工業は11年春の新卒採用を約30年ぶりに見送る方針。10年春入社の内定者は12人と前年比で6割以上減らしたが
二輪車用チェーンを中心に受注低迷が続き、業績改善には人件費の圧縮が不可欠と判断した。
企業の設備投資意欲がなお冷え込んでいることから、工作機械メーカーも採用を抑える。高松機械工業は61%減の9人とした
10年春から一段と少なくする。中村留精密工業(石川県白山市)も78%減の5人だった10年春並みを予定。工作機械用機器が低調な
津田駒工業も58%減の10人とした10年春並みを見込む。
▽ソース:日経ネット (2010/02/13)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100212c6b1202b12.html