【機械】三菱重工、米で風力装置 新工場海外シフト、貿易摩擦を回避[10/02/15]
<日本経済新聞 2010/02/15(月) 朝刊>を読んだら、一連のトヨタ叩きの本質が、
オバマ政権のグリーン・ニューディール政策推進に沿った国家的謀略だとよく判る。
三菱グループはその事に気付いて対応策を立て始めたようだ。
日本経済新聞 2010/02/15(月) 朝刊
(1面)
米国の風車事業を巡っては、三菱重工が自社の特許を侵害しているとして、GEが三菱重工製
風車の輸入差し止めを米国際貿易委員会(ITC)に申し立てた。ITCは年初にGEの訴えを退けた
が、GEは別の訴えを起こし、係争が続いている。
三菱重工は風車を米国製に切り替え、投資や雇用面で米国経済に貢献する姿勢を強調。紛争を
有利に解決したい考え。三菱重工の風車の売上高は年間約1000億円で、米国向けが9割を占める。
三菱電機は10年度に米国と欧州で太陽光発電システムの組み立て工場を建設することを検討し
ている。
米国ではオバマ政権のグリーン・ニューディール政策を受け、風力発電機や太陽光発電システム
の需要が急拡大する見通し。同政策は環境問題への対応だけでなく米国内での雇用創出も大きな
狙いとしており、日本からの環境装置輸出が拡大すれば、貿易摩擦の要因になりかねない。
日本の環境装置各社は現地生産の拡大で雇用創出に貢献し、摩擦を未然に防ぐ考えだ。
(3面)
「きょうのことば」 新エネルギー
▽・・・なかでも、今後、利用が増えると見られているのが風力と太陽光だ。民間調査機関の
富士経済の予測によると、世界の風力の発電能力は2020年に08年比で4.9倍、太陽光発電は
14倍に拡大する見込み。新エネルギー関連産業は成長が期待できる分野として、日米欧だけ
でなく中国やインドでも企業の参入や投資拡大が続いている。
>>21 (5面)
「核心」 トヨタの酸っぱい贈り物 客員コラムニスト 西岡幸一
約10%もの高失業率にあえぐ不況でオバマ政権への不満が高まっている。そこにゼネラル・
モーターズ(GM)から覇権を奪い取ったトヨタの頭の高い対応。普天間移設問題でぎくしゃくして
いる日米関係に余計な緊張を生みかねない。
(9面)
「経営の視点」
米国では昨年、製造業の象徴だったゼネラル・モーターズ(GM)が破綻した。トヨタは結果的に
GMとの合弁を解消し、米政府が打ち出した販売奨励策では最も恩恵を受けた企業となった。
競争の結果ではある。だが、同社の勝ち方は自信を失った米社会に何らかの感情的なしこりを
残し、トヨタを長年評価してきたアナリストや政財界関係者たちさえ「アロガント(傲慢)」という言葉
を使い始めた矢先だった。
>>22 (9面下部広告)
週刊ポスト [ 2010年02月26日号]
<「ニッポン沈没」警告リポート>
アメリカ「国家戦略」の標的に!
トヨタ「日米開戦」の難局
●オバマ グリーンニューディールの“罠”
●GMに流れる「最高技術機密」
●スクープ記者にピュリツァー賞
●運輸長官発言「運転を止めるべき」
――これは米国が突きつける
“2010年ハル・ノート”ではないか
オバマ大統領は昨年12月、ノーベル平和賞受賞演説で「平和のための正義の戦争はある」と
口にした。アフガン戦争を念頭に置いた言葉だとされているが、この時すでに、「米自動車産業
のための戦争」の決意を固めていたのではないか――。昨年8月のトヨタ自動車事故から、
豊田章男・社長の“謝罪会見”まで、一連の経緯を丹念に辿ると、「次世代エコカー」まで視野に
入れた周到な米国の“国策トヨタ批判”の姿が浮かび上がる。
http://www.weeklypost.com/100226jp/index.html
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名刺は切らしておりまして:2010/02/15(月) 22:08:11 ID:HL3U0YgD