日本電工は10日、リチウムイオン電池材料を生産する高岡工場(富山県高岡市)内に、新生産棟を
建設すると発表した。約40億円を投じて2010年5月に着工し、11月に完成、11年2月から生産を
開始する予定だ。生産能力は年4000トン。既存分と合わせると年6700トンになり、生産能力は現在の
約 2.5倍に達する見通し。
1月にも電池材料の生産棟を完工したが、電気自動車やハイブリッド車向けの需要が急増しており、
追加投資に踏み切ることにした。
同社は現在、リチウムイオン電池の正極材料であるマンガン酸リチウム(LMS)を高岡工場のみで
生産している。既に生産棟が2棟あり、新生産棟は空いている敷地内に建てる。鉄骨2階建てで延べ
床面積は3130平方メートル。同社は新生産棟を「第2大型工場」と位置付ける。
新生産棟では生産効率を向上させ、より小型・軽量化した正極材料を生産することを目指す。
投資資金は銀行借り入れなどで賄う。採用人数は未定だが、地元から雇用する。
▽ソース:NIKKEI NET (2010/02/11)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100210c6b1002s10.html