服飾材製造の新道繊維工業(福井県あわら市、新道忠志社長)は1日、あわら市内に3月に
新設する石塚工場に老朽化した県内6工場の生産機能を集約させると発表した。工場ごとで
ニットやリボンテープなど製造品目が異なっていたが、新工場に一括することで生産・開発の
効率化を進める。
閉鎖対象となる6工場はあわら市、坂井市と福井市にある。それぞれ延べ床面積が1000平方
メートル程度と小さく、建築から30年近くがたっていた。うち3工場は跡地を売却する予定で
、残り3工場は倉庫として活用することなどを検討している。
石塚工場は総工費が約18億円で延べ床面積が約8400平方メートル。5月中に稼働する予定だ。
国内4工場体制となる。
組織も再編する。染色加工などを手がける子会社3社を3月1日付で吸収合併し、社名も
同日付で「SHINDO」に変更する。新道社長は「産業用資材など非繊維部門が伸び、
繊維だけの会社でなくなった」と理由を説明した。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100201c6b0102d01.html