沖縄県中小企業家同友会(糸数久美子代表理事)は20日、2009年10〜12月期の景況調査結果を発表した。
前年同期と比べ業況が「好転した」企業の割合から「悪化」を引いた業況判断DIはマイナス27.5で、前回調査
(昨年7〜9月期)より10.1ポイント悪化。業況判断DIは前回まで3期連続で改善していたが、再び悪化した。
調査は昨年12月、会員406社を対象に実施。164社から回答を得た。企業規模別では従業員数21〜50人が
有効回答の29.3%で、最も多かった。
業況判断DIは製造、建設、流通、サービス、情報の全産業でマイナス。前回調査と比べ、建設と情報が
改善したが、観光客減少の影響で流通とサービスが10ポイント以上悪化した。
資金繰りに「余裕がある」企業の割合から「窮屈」を引いた資金繰りDIはマイナス36.3で、過去最悪だった
08年10〜12月期のマイナス35.9を下回った。10年1〜3月期の景況見通しDIは、全業種平均でマイナス21.3と
依然低水準。中でも製造業はマイナス37.0で、今回の結果より11.1ポイントの大幅悪化を見込んでいる。
▽ソース:NIKKEI NET (2010/01/21)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100120c6c2001z20.html