クボタは20日、平成25年度に農業機械、建設機械など内燃機器のアジアでの売上高を20年度比
約2・4倍の約3千億円に拡大する方針を明らかにした。農業の機械化の進む中国やタイなどで農機の
売り上げが急増しており、重点的に取り組んでいく。
同社の20年度の国内外での内燃機器売上高は約7545億円。このうちアジア大洋州地域の売り上げは
約2割を占める。5年前の15年度には、約4%にすぎなかった。
アジアでは、人口増加に伴い、穀物の需要はこれからも増える見込みだが、経済発展などに伴い、
農業人口は流出傾向にある。同社によると、中国では稲刈りの機械化は4割程度の低水準。今後、
少ない農業人口で穀物需要をまかなうには、さらなる機械化が見込まれる。
同社は、アジアで主力のトラクターの販売台数を、20年度の4万台から9万7千台に、コンバインは
7700台から2万6千台へと増強する。
▽ソース:産経関西 (2010/01/21)
http://www.sankei-kansai.com/2010/01/21/20100121-019562.php