証券取引等監視委員会は19日、英金融大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)グループの
アール・ビー・エス証券東京支店が金融商品の販売で顧客の業者の損失を補填(ほてん)していたとして、
行政処分を出すよう金融庁に勧告した。
監視委によると、東京支店は08年9月ごろ、他社の株価に値動きが連動する仕組み債約5億円分を、
別の金融業者向けに販売。買った業者が一般投資家に半分ほどを売り、売れ残った分を東京支店が
買い戻した。その時点で仕組み債の時価は大きく下げていたが、東京支店は販売価格と同水準で買い、
業者の損失6800万円を負担したという。
東京支店は「勧告内容を厳粛に受け止め、再発防止に万全を期す」とのコメントを発表。金融庁からの
処分後、社内処分を検討するという。
▽ソース:asahi.com (2010/01/19)
http://www.asahi.com/business/update/0119/TKY201001190473.html