道は18日、2009年4〜9月の道内の観光客数の確定値が前年同期に比べて1.3%減の3058万人
(実人数)だったと発表した。3年連続の減少で現在の統計基準となった1997年以降で最も少なかった。
9月の大型連休や高速道路料金の週末割引は追い風だったが、景気低迷や新型インフルエンザ、
書き入れ時の夏の天候不順が大きく響いた。
圏域別では、道央、道北、道南、オホーツク、釧路・根室の5地域で観光客(延べ人数)が減った。
最も下げ幅が大きかったのは釧路・根室で同9%減。日本航空による女満別―関西国際空港線の休止など、
空の便が不便となったことも影響したとみられる。
一方、十勝地域は「花畑牧場(中札内村)」の人気に加え、高速道路の延伸や自動料金収受システム
(ETC)搭載車を対象とした割引の効果で札幌圏などからの観光が増え、唯一、前年同期より5.2%増えた。
道内客は2660万人と0.4%減にとどまったが、道外客は7.2%減の398万人と前年同期を大きく下回った。
▽ソース:NIKKEI NET (2010/01/19)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100118c3c1800y18.html