トナミホールディングス(高岡市、HD)は、海外で物流事業を本格化させる。18日、タイに物流
コンサルタント業務を行う現地法人を日系企業などと合弁で設立した。海外での法人設立は初めて。
現地の物流企業と業務提携し、日本―タイ間での一貫物流を手掛ける。
現地法人は、トナミHD中核子会社のトナミ運輸(高岡市)が49%を出資し、タカギセイコー(同)、
商船三井(東京)、いすゞ自動車(同)の現地法人などが資本参加する。資本金は約820万円
(300万タイバーツ)。首都バンコクに本社を置き、社名はトナミタイランドとした。
当面は進出する日系部品メーカーと取り引きし、トナミHDは「需要動向を見極め、M&A
(企業の合併・買収)なども視野に事業拡大を図る」としている。
同HDは一昨年、中国・大連に事務所を設置し、現地企業と業務提携して物流事業を展開。
上海にも情報収集業務を主とする駐在所を設け、アジアでの事業拡大を探っている。
▽ソース:北国新聞 (2010/01/19)
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20100119302.htm