【電力】中部大に超電導実験施設が完成…コスト安の直流型は世界初[10/01/17]
春日井市松本町の中部大に全長200メートルの送電管を持つ超電導直流実験施設が完成した。
電流ロスの少ない超電導送電システムは国内外で開発が進んでいるが、ほとんどが交流型で直流は世界初。
今月中にも実験を始め、実用化への道を探る。
同大超電導・持続可能エネルギー研究センターが岐阜県の光学機器メーカーから6億円の寄付を受けて建設。
キャンパス北側に鉄骨2階建ての実験棟を構え、建物の外へL字形に伸びた送電管を敷いた。
1990年代から国内の電力会社などで超電導を利用した送電システムが研究されているが、発電所が交流の
ため研究も交流が中心。同センターは直流の方が設備が安く作れ、送電効率も良いことから直流に着目した。
研究では、半金属のビスマスを主体とした超電導線材から成る直径3センチのケーブルを使用。液体窒素が
充満した内管と真空状態にした外管が取り巻き、ケーブルは氷点下200度前後に保たれる仕組み。
センター長の山口作太郎教授(58)は「最大6万キロワットの電気を流すことが可能で、銅線に比べ送電ロスは
10分の1に抑えられる」と話す。
実験では運用に必要な液体窒素の量やコスト、送電管への熱の入り具合などを検証。当面、電力を大量に
消費するデータセンターなどでの導入を見込むが、山口教授は「地球規模で超電導送電ネットワークができれば
電力の融通が可能になり、ピーク時に合わせて過剰な発電をする必要もなくなる。化石燃料からの脱却にも
つながる」と構想を膨らませている。
▽ソース:中日新聞 (2010/01/17)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100117/CK2010011702000030.html ▽画像
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100117/images/PK2010011702100052_size0.jpg
<丶`∀´>ちょっと春日井にいってくるニダ!
家庭内の電化製品も直流入力にならないと
4 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/21(木) 02:52:17 ID:zxlQpmCD
基礎研究としてはいいが
超伝導の応用は「モーター・発電機・カタパルト・リニア」じゃないの?
それらは送電線に比べて冷却する範囲が短くていいし
軽量で強力な電磁石が必要
送電線は200万Vなら5600km送電しても送電損失5%くらいだからな
超伝導ではコストがかかるだけじゃないの?
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/21(木) 02:56:58 ID:p23o+UQn
カタパルトは蒸気の瞬発力にかなわない
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/21(木) 03:32:43 ID:4d5ZFqym
>>1 キタコレ。これで世界中を繋げば、蓄電池をほとんど使用せずに、
自然エネルギーの電力を有効利用できる。
さらに日本は地熱や海洋などの自然エネルギーが豊富だから、
将来的にはエネルギー輸出国にもなれるんじゃないだろうか?
人口減少で発電設備が余りやすいだろうから、その設備の有効利用にも最適。
>>4 > 送電線は200万Vなら5600km送電しても送電損失5%くらいだからな
その5%って何ワットなんだ?