LED(発光ダイオード)照明機器の製造・販売などを手掛ける「エコマックス・ジャパン」
(本社東京、小森唯永社長)の北海道支店(帯広市)は、太陽光で発電した電気をバッテリー
で蓄電し、直流電流のままLED照明に使うシステムを開発、販売した。同社によると、
24ボルト電圧を直流電流のまま使う蓄電システムは国内で初。
同社は日本家畜貿易(帯広市、同社長)のグループ企業。LEDや太陽電池などを開発する
中で、高効率のシステムを考案した。従来、太陽電池で発電した直流は一般の電化製品が
対応する100ボルトなどの交流にする必要があり、交換ロスがあった。新開発した24
ボルト使用可のLED照明などにより、一貫した直流の蓄電、照明利用のシステムを開発。
100ボルトの変換キットなども扱い、他用途に対応した。
鉛バッテリーの場合は太陽電池、LED電球、コントローラーなどを含めて約290万円
(工事費除く)。
一般事務所や工場、土木工事現場など事業向け、家庭向けでの使用を想定、初年度は100
セットの販売が目標。小森社長は「太陽電池とLED開発の両方のノウハウがあり実現できた。
二酸化炭素排出ゼロを目指したい」と話している。問い合わせは同支店(0155?63?20
22)へ。(安田義教)
ソース:十勝毎日新聞
http://www.tokachi.co.jp/news/201001/20100120-0004062.php