【AV/証券】業界最大手AVサイト『DMM』、証券業進出のワケ [01/19]

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1ライトスタッフ◎φ ★
昨年から今年にかけて、インターネットによる動画レンタル・通販大手の「DMM」
(デジタル・メディア・マート、東京・恵比寿)が運営する「DMM.com証券」の
テレビCMが多く流れている。動画総数4万作品を超える日本最大のAVサイトを有し、
好事家にはアダルトのイメージが強い同社がなぜ、この時期に証券業に進出したのか。

DMM.com証券は、大証2部の投資会社「シグマ・ゲイン」の100%子会社だった
「SVC証券」をDMMが昨年6月に買収、社名変更したもの。買収価格は推定で
3億円程度とみられている。

DMM本社は、証券業進出の理由について「DMM.comとして推進しているインター
ネットビジネスの一環。弊社の集客力とのシナジー効果を期待しての新規事業です。
経営はあくまで旧SVC証券役員やスタッフに一任し、DMMは資本関係のみとなって
おります」と説明する。

資本関係のみ、というものの、DMMはネットレンタル・通販事業などを通じ、高度な
IT技術や顧客情報の管理機能、新規事業立ち上げに関する豊富なノウハウを持っている。
楽天や旧ライブドアなどと同様、ネット証券業への進出は不思議ではない。IT業界
関係者の間では、「FX(外国為替証拠金取引)人気にあやかると同時に、アダルトの
イメージが強いDMMのブランド向上を兼ねた取り組みの第一歩ではないか」とみられている。

DMMをよく知るAVレーベルの幹部は次のように言う。

「DMMは、有名AVブランドを多数抱える業界最大手、北都グループの直系で、AVの
取り扱い数は他サイトを圧倒している。160万人の会員数と、グループ傘下の成人雑誌
とのメディアミックスも武器で、アダルト系EC(電子商取引)サイトとしては日本最大
です。資金力も潤沢で、IT系上場企業も傘下に収めている。金融業進出を足がかりに、
ネット総合企業への本格的な“変身”準備を進めているといわれています」

1999年11月、北都AV通販サイト運営会社として発足した同社の現在の売上高は
200億円に迫る勢い。ここ3年間でも、対前年比291%、172%、129%と
右肩上がりで伸びている。

最近は、70万点を超す書籍やパソコンソフトの販売、フットサルリーグや格闘技、
人気アイドルグループ「AKB48」の独占動画配信など、“非アダルト”の事業も
積極的に展開。総合IT企業への地歩を着々と固めている。

数年後には「えっ!? DMMってもともとアダルトだったの?」と言われる日がくる
かもしれない。

●アダルト動画がメーンのDMMのトップページ。
 DMM.com証券のページとレイアウトはよく似ている
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20100119/dms1001191203000-p1.jpg

●DMM.com証券のページ。アダルト動画がメーンの
 DMMのトップページとレイアウトはよく似ている
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20100119/dms1001191203000-p2.jpg

●参考動画/DMM.com証券のTVCM
http://www.youtube.com/watch?v=Fgi12HUil1I

◎DMM企業概要 http://www.dmm.com/info/profile/

◎DMM.com証券 http://fx.dmm.com/

◎ソース
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100119/dms1001191203000-n2.htm