鉄スクラップや古紙、使用済みペットボトルなど再生資源の2009年の輸出量が軒並み過去
最高になった。中国などアジアで再生資源を原料にする鋼材や板紙の需要が急増し、再生
資源の蓄積量が多い日本から調達する動きを強めているためだ。輸出拡大で輸出価格も上昇
しており、国内価格に波及するなどの影響も出始めている。
輸出量が最も増えたのは鉄鋼原料の鉄スクラップ。貿易統計などによると09年1〜11月の
累計は876万トンとすでに08年合計を61%上回った。過去最高だった06年比でも14%増えた。
製紙原料の古紙も09年1〜11月は08年合計比31%増の456万トンを輸出しており、06年に
記録した過去最高の388万トンを上回った。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100118ATDJ1500718012010.html