【話題/鉄道】独ベルリンの都市鉄道『Sバーン』、部分停止に陥り半年が経過--背景にはドイツ国鉄の民営化問題も [01/17]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
ベルリンの都市鉄道「Sバーン」が部分停止に陥り、復旧しないまま半年が経過した。
「マイスターの国」の首都交通は、安全管理の怠慢から大きな痛手を被り、混乱は
なお数年続くとの見方まで出ている。背景には、親会社ドイツ国鉄の民営化問題も
見え隠れする。
「恐ろしい報告を毎月受けるのは、もううんざりだ」
ベルリンのウォーウェライト市長は、十二日の記者会見でぼやいた。利便性より安全が
第一として運行を一部停止した後、問題の拡大が続く事態は、市政への批判につながり
かねないとのいら立ちからだ。
発端は一年前の車両事故。市東部の路線で起きた脱線事故をきっかけに、ずさんな
安全管理が発覚した。
Sバーンは、ドイツ国鉄の子会社が、ベルリン市との委託契約に基づき運営している。
その運行会社は、事故の六年前から車輪の安全性に問題があると指摘されながら、
必要な点検を怠っていた。関係部署の幹部四人が即刻、解雇された。さらに連邦政府が
全車両千二百六十四台の車輪を点検するよう指示した。
昨年八月、安全が確認された三百四十台だけで運行を再開。市民の通勤の足は大きく
混乱、旅行者の観光にも影響したが、この時点では昨年末までには復旧する見通しだった。
ところが、九月になってブレーキにも問題が見つかり、全車両の25%しか運行できない
状況に。年が明けた現在も、一部区間はまったく走れず、運行区間や車両数を間引きする
状況が続いている。
Sバーンの利用者は一日百三十万人。運行停止による損失は同二十五万ユーロ(約三千
二百五十万円)。二〇〇九年で計約九千万ユーロに上る。契約に基づく市側からの収入も
三千七百万ユーロ減る。駅構内店舗の収入など波及部分を含めると、損失試算は一日
二百万ユーロに及ぶ。
運行会社には怠慢が大きなツケとなった格好だが、実は、同社は問題の発覚前から、
点検施設の閉鎖や人減らしなど安全確保上きわどい経営を続けていた。
この背景には、親会社ドイツ国鉄の民営化と経営合理化の問題があるとされる。
ドイツ国鉄は、〇八年十月に株式上場予定だった。ところが世界金融危機に見舞われ、
目標の八十億ユーロの半額にも届かない資金しか調達できない情勢となって上場を延期。
いまだに見通しは立っていない。百五十億ユーロもの負債を抱える国鉄が民営化を
目指して経営安定化を図れば、子会社にも利益拡大の圧力が強まる。子会社では徹底した
コスト削減が優先されがちだ。
ウォーウェライト市長は親会社・国鉄の責任を意識して、「連邦交通省は問題の所在を
はっきり認識しているのか」と連邦政府へ矛先を向け始めた。同市のユンゲライヤー
交通相も「国鉄には混乱を掌握する力さえない。運行契約も現在のように独占的である
必要はない」と、運行委託契約見直しの可能性まで示唆し始めた。
責任論争の陰で、最大の被害者は、利用する市民。復旧の見通しについて、Sバーン
幹部が「最悪でも今年三月には復旧」と強調する一方、国鉄の幹部は「一三年まで
かかる」と述べるなど、混乱の終着駅も見えていない。
●昨年8月から一部区間が運行停止になったままのベルリンの都市鉄道「Sバーン」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/images/PK2010011702100010_size0.jpg ◎ソース
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010011702000074.html
バンバラババーン
ババンバンババーン
3 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 19:14:46 ID:+BoslmIZ
日本の場合、かえってよくなったけどな。
国鉄は鉄労によって完全に腐ってた。
4 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 19:16:30 ID:KjBO4AGY
大尻・ピップバーン!
頭がバーン\(^o^)/
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 19:21:02 ID:YWClMAj/
ドイツ何度も行ってるけど、Sバーンって結構遅れるよ
時間厳守で几帳面なはずのドイツ人が運営しててもこれだ
>>6 そうなんだ。
都市鉄道っていうから路面電車かと思ったら、普通の電車だな。
長距離と区別して、都市鉄道っていうのか?
8 :
ゆきすら ◆5WXwdy27/E :2010/01/17(日) 19:38:43 ID:Pn5yKkl6 BE:1959762896-2BP(1078)
>>6 そうなんだ。
都市鉄道っていうから路面電車かと思ったら、普通の電車だな。
長距離と区別して、都市鉄道っていうのか?
ドイツもダメポ。
>>6 Sバーンで時刻表とかあんの?
流石に始発と終電の時間はあるんだろうけど。
秘密!せ ん た い ゴレンジャーーーー
ゴレンジャァーーーー
我がドイツの技術力は世界一ィィィィィ!!!!!
じゃなかったの?
日本は郵政が完全に腐ってしまっているので、どうしようもない。
毎年赤字を1兆円だしているのに、放置状態。
どのように穴埋めするかは未定。
これでいいのか?
Sバーン=シュネルバーン=「高速鉄道」なのにあまり高速じゃない。
(開業した当時は画期的だったんだろうけど。20世紀初頭に
数分間隔で電車が発着してた鉄道って、世界でも珍しかった。)
イギリスの鉄道の話みたい。
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:07:56 ID:c56FijrW
ベルリンが東西に分かれていたころは、地下鉄のUバーンは西ベルリンのもので、
地上のSバーンは東ベルリンのものだった。
Uバーンが東ベルリンを走るときは、電車はノンストップで、途中の幽霊駅で
兵士に監視された。西ベルリン市内のSバーンの下をくぐる新しい地下鉄を
西の当局は作れず、泣かされた。
>>18 都市高速鉄道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93 >ここでの「高速鉄道」とは、従来から都市内交通において基幹的な役割を持っていた路面電車を
>比較対象とした呼称であり、新幹線等の200km/h以上で走行する鉄道を意味しない。すなわち、
>街路の交差点における交通信号によって停止せざるを得ない「路面電車」に対して、信号で停止
>する必要がないように設計された鉄道を英語圏ではrapid transitと名付けており、日本ではこれを
>「都市高速鉄道」と命名したのである。
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:14:47 ID:alQSKkQ9
>>20 > Uバーンが東ベルリンを走るときは、電車はノンストップで、途中の幽霊駅で
> 兵士に監視された。
そうか、途中で東西を跨いでたのか・・
ヒットコックの映画にでてたような。
でもなんで新しい地下鉄つくれなかったの?
22 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:16:35 ID:C5z/8J0o
みんなベンツで通勤すればいいじゃん
ドイツらしく
23 :
20:2010/01/17(日) 23:18:20 ID:c56FijrW
>>21 >でもなんで新しい地下鉄
地権者である東ドイツのお許しが出なかったから。
イギリス国鉄も民営化で大事故起こしたのに・・・
ドイツ人は馬鹿なの?
>>3 国鉄は確かに労組のせいで酷いことになってたけどそれをもって
国鉄民営化が大成功だったかといえば疑問符が残るぞ
26 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:40:58 ID:OI1k+qQm
細かいことはあるが日本の国鉄民営化はどっちかってと成功でしょ
JR西日本かって事故ったあとしばらくしたら福知山線ちゃんと運行してるんだし
27 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:44:29 ID:hXZEf+DE
28 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/17(日) 23:50:20 ID:VYuOrTZ1
ヒトラーが出てきて、無能者はガス室だ!って一括すれば、問題解決するんじゃね?
>>26 というか大規模な事故はむしろ国鉄時代の方が多かったような。
事故を擁護する気は無いが、しかし国鉄末期に事故が少なかったのは高速化へのあきらめ、
新技術を開発導入しなかったおかげ。
日本では儲かる公営交通はとっとと民営化したほうがメリット大きいかと。
30 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 00:16:16 ID:cwRRNaxI
>>29 お前馬鹿?鉄道自体の安全技術が飛躍的に向上してるのに
昭和30年代の話かなんかと比較してんじゃね?
鉄道事故自体がJR、私鉄を問わず数十年前と比べれば減少してるわけ。
それと、福知山線の事故みたいなJR自体の体質で起きる事故があったのは
別問題だよw
31 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 00:21:43 ID:vM85O0Eh
福知山線の事故は事故って半年以上動いてねぇ
>>1の事例と比べるのに書いたまでよ
ダークネクロフィアの攻撃
スピリットバーン!
33 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 00:27:14 ID:6wtRFQwL
ドイツだけはこんな事故は起こらないと思ってたが、違うのか。
34 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 00:38:27 ID:12xcFhq9
36 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 00:44:14 ID:/3XUmSg1
>>2 ♪誰が、つーけーたかー おーれーたちーはー♪
37 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 01:04:39 ID:6wtRFQwL
やっぱり日本の鉄道が最高。 ところでヨーロッパには日本の鉄オタ、鉄子
のような奴は居るのかな。
38 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 02:11:27 ID:ozb7Nf58
鉄オタ、鉄子と同類にくくれるかどうかわからないけれど、
かつて、ヨーロッパ全土の蒸気機関車オタクが、
旧東ドイツに集うイベントがあったらしい。
39 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 02:17:30 ID:ozb7Nf58
まあ、今はどうか知らないけれど。
日本の鉄道が最高、というのは、
技術面では全面的に同意します。
そんなもん、日本が世界一ィイイイイに決まってる。
ただ、ユーラシア大陸の鉄道には、
ポルトガルのリスボンから、
北京、上海までを一つのレールで繋ぎうるという
ダイナミズムがあるとも思います。
40 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 02:31:23 ID:YjjM/uE9
車両故障が相次いでいるのか
福井の京福電鉄状態だな
41 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 05:35:31 ID:yH4cDPPy
>>37 はっきり言って趣味の世界じゃ日本なんか欧米の足元にも及ばんわ。
鉄道模型メーカーだけでもヨーロッパにどんなけあると思ってるねん。
やはり、税金でダンピングした経営になると、努力しなくなるな。
日本は高いが安心感は高い
関係ないけど、鉄オタ、特に撮り鉄ってのは先進国だけのものらしい。
世界のほとんどの国では鉄道施設は撮影禁止。
観光客のスナップショットならまだしも、車両基地を一眼レフで撮りまくるとかは、
ロシアや中国はもちろん、韓国でさえ御法度だとさ。
自由な国ってすばらしい。
>>43 国防にうるさそうな所だな。
日本はそういった意識が無さ杉と思うので
一方的にすばらしいと思わんけどね。
確実な日本の未来
>>43 > 世界のほとんどの国では鉄道施設は撮影禁止。
> ロシアや中国はもちろん、韓国でさえ御法度だとさ。
ロシアと中国、韓国で「世界のほとんどの国」と言うセンスに脱帽。
欧州じゃ鉄道=軍事施設って時代が長かったからなあ。
モルトケは鉄道使ってハプスブルクとナポレオン3世を屈服させたわけだしな。
48 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 20:41:19 ID:fzbOuZk7
>>3 今も労組は問題ありだけどな
空港業界のアカ労組と同じ
民間空港も撮影駄目。
国によってはテロ対策でバスターミナルも撮影駄目。
日本は、おねえちゃんのスカートの中が軍事機密。
51 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/18(月) 23:20:30 ID:8d/k+gFn
>>47 フランスやドイツの鉄道民営化がなかなか進まないのは、根底にそれが
あるのかもね。
韓国の鉄ヲタは鉄子の旅に出てくるが、韓国ではマイナーな趣味だそうだ。
>>43 ロシアや中国を撮影旅行しているブログがあるけど、
場所によってはかなり緩いみたいよ
中国や韓国の鉄道を特集している日本人のウェブサイトもかなり増えてきて、
普通に車庫の撮影とかしてるよ
ロシアがすごいのは鉄道博物館に鉄道型ICBMと列車砲が堂々と展示してあって
触り放題撮影し放題なとこ....
53 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/19(火) 00:55:24 ID:XTldINCv
なにこれ
山手線が半年止まってるようなものか?
ドイツってSバーンとシュトラセンバーンがあったり
ベルリン中央駅がどっちなのかよく分かんなかったりで凄く紛らわしい
>>47 > モルトケは鉄道使ってハプスブルクとナポレオン3世を屈服させたわけだしな。
「補給線」によれば鉄道は大して役に立たなかった様だが。
>>55 鉄路は『輸送線』が固定化されるから、(完全に周辺の叛乱分子を一掃
出来ない限り)軍需物資輸送に掛かるコストは道路輸送よりも高い…
…但し、鉄路が活用出来るなら、運べる物資はトラック輸送の比では
ないから、海路が使える大陸外縁部より、むしろ攻撃側には有利になる
第一次大戦前までの話だがなw
何気に10年後の山手線の姿じゃね。
>>56 > …但し、鉄路が活用出来るなら、運べる物資はトラック輸送の比では
> ないから、海路が使える大陸外縁部より、むしろ攻撃側には有利になる
占領地域まで鉄道を繋いだり、線路幅変えたりしなきゃならないから、大抵思い通りにはならない。
>>55 >>56 補給より国境への部隊の開進に大いに役に立ったようだけど。
今でもNATO軍が鉄道での開進を計画してるかは知らないけど。
蒸気機関車は薪を燃やせば走るから、戦地ではそれなりに有効ではあったみたいだ。
石油はもっと有効な場所で使いたいところだからね。
撤退するときには水を抜いて薪をありったけ燃やして機関車を破壊してから逃げる。
ただ、破壊しきれず残った機関車が戦後その国で活躍してしまった事例もけっこうある。