【09年末の株式投信残高、2年ぶりプラス 運用増が過去最高の6兆円超】
投資信託協会が15日発表した投信概況によると、2009年末の株式投信の
純資産残高は前年末比9兆3164億円増の50兆1584億円で、
2年ぶりに前年末を上回った。50兆円の大台の回復は07年末以来、2年ぶり。
世界的な株価の回復で、運用による増加が過去最大の6兆2708億円となった
ことが、貢献した。
株式投信残高は、「貯蓄から投資へ」の流れを受けて人気を呼び、順調に残高が
拡大してきたが、08年末に米国発の金融危機に伴よる株価暴落で、8年ぶりの
マイナスとなった。09年は日本株の回復ピッチは緩やかだったものの、
欧米市場は軒並み金融危機以前の水準を回復したほか、中国などの新興国市場は
急ピッチで上昇。運用益で残高が膨らんだ。
公社債投信をあわせた公募契約型証券投信(投信)の純資産残高の合計は61兆
3699億円で、06年末(68兆9276億円)以来の水準に戻った。
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http://www.sankeibiz.jp/business/news/100115/bse1001151749003-n1.htm 【外国人投資家による2009年の日本株投資、2年ぶりに買い越し - 財務省発表】
財務省はこのほど、2009年の対内対外証券投資(指定報告機関ベース)を公表した。
これによると、外国人投資家(非居住者)による日本株投資は、株式取得が145兆
3,977億円、処分が145兆3,694億円となり、283億円の買い越し(資金流入超)となった。
外国人投資家の日本株投資が買い越しとなるのは、2007年(4兆1,419億円の買い越し)
以来2年ぶり。2009年各月の外国人投資家による日本株投資は、1〜3月に売り越し
(資金流出超)となったものの、4月以降は8月まで5カ月連続で買い越しとなった。
その後、10月・12月も買い越しだった。
2009年の外国人投資家による対内長中期債投資に関しては、取得が50兆4,203億円、
処分が57兆4,104億円となり、6兆9,900億円の売り越しだった。
また、日本から海外への投資では、株式が3兆4,859億円の買い越し、中長期債が
12兆1,656億円の買い越しだった。
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http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/15/042/?rt=na