昨年9月に発足した消費者庁のセールスポイントとされた「消費者ホットライン」が
12日、当初の予定から4カ月遅れてようやく全国サービスを開始する。しかし、
先行実施した福島、山梨などの5県では、スタート直後をのぞいて相談数が
低迷しており、IP電話やPHSで接続できないといった問題も判明。全国統一で
便利な相談窓口として定着するには課題も多い。
ホットラインは悪質商法や食品不当表示など消費生活上の相談を一元的に受け付ける。
代表番号((電)0570・064・370)に電話し、音声ガイダンスに従って
郵便番号などを入力すると、相談者が住む自治体が運営している消費生活センターなどに
接続される仕組みだ。
しかし、IP電話などからは直接接続されずかけ直す必要があり、一般電話からでも
自治体が窓口にIP電話を導入している場合は同じ手間が必要。接続される約1700の
消費生活センターのうち、約180の自治体がIP電話を導入しているという。
こうした使い勝手の悪さも手伝い、先行5県では最初の2週間で約1300件の相談が
あったが、10月から11月までの2カ月間では約460件と急減した。
自治体のなかには「すでに地域住民に(自治体の)消費者相談電話が定着している」
として、ホットラインではガイダンスだけを行い、直接接続しないケースも。
消費者庁の担当者も「警察の110番のような体制にするのは難しい」と話している。
◎消費者庁--消費者ホットライン/電話 0570-064-370(守ろうよ、みんなを)
http://www.caa.go.jp/region/index.html ◎ソース
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100110/sty1001101917006-n1.htm ◎関連過去スレ
【行政サービス】盛岡市:消費者庁のホットライン「不参加」表明 [12/14]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1260768931/