【食品】油で揚げずにつくる"ポテトチップス"--大分の会社が独自製法開発 [[01/08]

大分県国東市武蔵町の「ユニバースフーズ」（渡辺勲社長兼会長）が、
ジャガイモを油で揚げず、遠赤外線でポテトチップを作る独自の製法で、
２００９年度九州地方発明表彰の九州経済産業局長賞を受賞した。

同社は米欧など３０か国以上で製法特許の取得や申請をしており、渡辺会長（６８）は
「英国などでの技術展開を急ぎたい」と意気込んでいる。

同社は、２０００年９月に設立。約７年前に開発した主力商品の「焼きじゃが」は、
薄切りしたジャガイモを高温高圧でプレスした後、遠赤外線で乾燥・焼成させる。

油で揚げないため、心臓疾患のリスクを高めるとされるトランス脂肪酸は発生せず、
カロリーは１袋（４０グラム）１７５キロ・カロリーと低い。当初はしょうゆ味だけ
だったが、現在はわさび、ゆずごしょうなど５種類がある。国内特許は０７年６月に
取得した。

昨年は、ライセンス契約を結んだサッポロホールディングスの子会社が、首都圏などで
販売を始めるなど国内販路を拡大。オーストラリアの菓子メーカーとも、技術供与契約を
結んだ。

九州発明表彰では、技術面だけでなく、国内外での知的財産の積極的な活用も評価された。

７日、県庁で広瀬知事に受賞を報告した渡辺会長は「今後も健康や美容の志向が衰える
ことはない。技術ノウハウの構築を急ぎ、今年は価格面でも世界に通用する商品を出せる
ようにしたい」と語った。

●広瀬知事（左）に商品を紹介する渡辺会長
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●ユニバースフーズのポテトチップス『焼きじゃが』
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◎ユニバーフーズ
http://universe.tc/

◎ソース
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100108-OYT1T00245.htm