【知的財産/米国】著作権延長法(ミッキーマウス保護法)がなければ…パブリックドメイン研究センターが文化的損害を嘆く[10/01/06]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
米著作権延長法がなければ、2010年1月1日に、007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」や
レイ・ブラッドベリの「華氏451度」はパブリックドメインになっていたのに――
米デューク大学のパブリックドメイン研究センターはこのように嘆いている。
米著作権延長法は1978年に施行され、それまで「発行後56年間(最初に28年、更新すれば
さらに28年)」だった著作権保護期間を「作家の死後70年間」に延長した(法人著作の場合は
発行後95年間)。
この法律は、ミッキーマウスの著作権切れを防ごうとするWalt Disneyのロビー活動によるものだった
と言われており、「ミッキーマウス保護法」との俗称もある。
この法律がなかった場合、1953年に出版された作品は2010年1月1日に著作権保護が終了していた。
同センターはブログで、同法がなければ、今年多数の有名な作品がパブリックドメインになっていた
と述べている。
例えば、007が登場するイアン・フレミングのスパイ小説「カジノ・ロワイヤル」はそうした作品の
1つだ。
しかし現行法では、発行から95年後の2049年までパブリックドメイン入りを待たなければならない。
アガサ・クリスティの「ポケットにライ麦を」、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」、
C・S・ルイスのナルニア国ものがたり第4作「銀のいす」、
アイザック・アシモフの「第二ファウンデーション」、
アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」などもそうだ。
このほか、Natureに掲載されたジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックのDNA二重らせん構造に
関する論文、マリリン・モンローが表紙を飾ったPlayboy創刊号、映画ではWalt Disneyの「ピーターパン」、
H・G・ウェルズの「宇宙戦争」、マーロン・ブランド出演の「ジュリアス・シーザー」などが挙げられる。
パブリックドメイン研究センターは、85%の作者は発行から28年経過後に著作権を更新して
いないため、「米著作権延長法がなかったら、1981年の作品の最大85%が2010年1月1日に
パブリックドメインになっていただろう」としている。「これがわれわれのアーカイブ、図書館、
学校、文化にどんな意味を持つのか想像してほしい。これらの作品はあと数十年、もしかしたら
次の世紀まで著作権で保護されるかもしれない。そのほとんどは孤児作品で、購入もできず、
文化的研究もできない状態になり、著作権者に恩恵もないだろう。それによる文化的な損害を
考えてみてほしい」
ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/06/news011.html
国会図書館行けば読み放題じゃないの?
3 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:21:55 ID:OafLEdVO
>>2 バカめ。ネットで誰もが見られる場合と比べ、どちらの方が、
その対象に接する人数が多いと思うんだ。
日本のディズニーランドは売り上げの3割を米本社に払ってるんだっけか
ボロ儲けやな
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:39:26 ID:B9d9QOZY
○ ○
○
これもだめなのかな?
むしろ、延長して正解じゃんと思う記事。
パブリックドメインなんて、今時ただのデフレ加速剤だろ。
そんな価値あるものなら、金払って使え。
8 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:42:13 ID:399FITck
ミッキーマウス(中)が世界を席巻することを想像したら、
延長して良かったとも言える。
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:48:15 ID:kg3EPPhJ
オンオフで決めるのでなく、んもっと柔軟な対応を志向すべきやで
それにしてもディズニは恐ろしい集団やで
10 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:49:41 ID:EC8zmWY+
>>7 保存という立場からすると権利者の許諾なしに
メディア変換できないことが問題。
例えば酸性紙を使った書籍は二十年ほどで
ぼろぼろになるが、これを中和処理することはできる。
でもマイクロフィルム化することができない。
昔のフィルムは燃えやすいのでそれを電子化
しようとしてもできない。
11 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:55:17 ID:Bew31U1l
>米著作権延長法は1978年に施行され、それまで「発行後56年間(最初に28年、更新すれば
>さらに28年)」だった著作権保護期間を「作家の死後70年間」に延長した(法人著作の場合は
>発行後95年間)。
>この法律は、ミッキーマウスの著作権切れを防ごうとするWalt Disneyのロビー活動によるものだった
>と言われており、「ミッキーマウス保護法」との俗称もある。
遡及法じゃねーか
あきらかに違反
無効です
12 :
10:2010/01/06(水) 11:55:53 ID:EC8zmWY+
できない、といったのはちょっと言い過ぎかもしれない。
例えば公共図書館などならマイクロフィルム化できる。
でもそのとき原著作物を破棄しなければならない。
(そうでなければ保存処理ではなく複製になってしまう)
例えば貴重な出土品を展示するときにその複製を展示する
ということはあるが、複製を作った時点で元の出土品を
破棄せよなどということに等しい。
13 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 11:57:16 ID:6xnfd56n
ん?研究出来ないって勝手にやればいいじゃんw、無許可で出来ないって意味なのか?
大学なら別に疚しい事もないだろうし、そんなに研究したいならお墨付き貰っとけよ
電子化やアーカイブ化なんて、現行法でもやってるよ。
日本なら30条や図書館系の例外規定で可能だし、アメリカならフェアユースがある。
そもそも、国会図書館は片っ端から権利者の許可なんてとらず、
マイクロフィルム化してますがな、えらい昔から。
15 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 12:00:20 ID:6xnfd56n
>>12 逝ってること矛盾してね?
昔の書籍はボロボロになるから電子化したいんだろ
なら元のゴミを破棄しても問題ないじゃねぇかw
出鱈目を書かない。
図書館が複製しても、原本破棄なんてしません。
三十一条読んでみ。
東京図書館も片っ端から権利者の許可なんてとらず、
デジタル化公開してますがな、えらい昔から。
18 :
10:2010/01/06(水) 12:05:47 ID:EC8zmWY+
複製と公開は別。
ちなみに、三十一条の三には、複製だけでなく公開が許されるケースに関しても規定がある。
作者の死後ってのもよくないだろう。
同時期に発表された作品でも翌年に亡くなった作者と61年後に亡くなった作者とでも
60年も違いが出てくる。法律としては相当杜撰。
作品発表から70年が落としどころ。鉄腕アトムなら2022年。
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 12:17:11 ID:6xnfd56n
法律以前に内容が著作物なわけで
媒体の紙を破棄したところでなんら問題ない
貴重な出土品とかアホな例えをしてる時点でアレだが
>>7 デフレ加速剤?
たいていは絶版されてしまうんですけど、どこで購入できるんですか?
>>20 発表はまずくね?
18でデビューして95まで続編出し続けてたらどうすんだよ
24 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 12:24:59 ID:mQ+O7gfQ
これって物乞いが叫んでるだけだよね
著作権の保護は重要だよ
年数の問題じゃない
絶版になっても流通網にのってるし、
図書館行けば読めるし、需要があるなら再版もされますがな。
この記事に載ってるノベルなんて、そもそも絶版にすらなってないし。
27 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 12:33:15 ID:Ogv1Rk+N
聖書って著作権まだあるの?
全文公開しちゃだめ?
>>24 一方、京都新聞は鳥獣戯画の画像を無許可で載せる事は著作権侵害だと主張した
アジアの国家的文化戦略をそのまま放置していては日本の知的財産は汚されてしまう。もしくは奪われてしまう。
日本文化保護のため、
日本漫画、アニメのフォーマットを作って世界に示さないと。
日本人作者の画風、描き方を1つのカテゴリーとして、その中で目や髪の描き方などポイントを押さえる。
カテゴリー数を増やすことでアジアの国家的文化戦略と対抗。 ミッキーマウス保護法なんて、アジアからすれば…
31 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 13:30:28 ID:CBUsH0xm
版元が消滅した古い作品を保存したかったら海賊版作るしかない
需要はあまり無いけど重要なマイナー作品は消えるしかない
ってのは問題だわな
32 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 13:42:46 ID:oOQ09MCL
インターネットで見ることができるものは、すべて無料だと思っている中国人には理解不能なコメント
>>27 聖書そのものは著作権が切れてるだろうけど
日本語に翻訳した時点で著作権が発生してしまう。
著作権てまるでウィルスだな
>>24 同一性保持の意味では効果があると思うけど、対価の請求は意味がよくわからんところ。
著作権の対価の部分については、
基本的に著作者にちゃんと還流することで著作の発展を促す意味から設定されているが、
死後70年間金を受け取る権利と言うのが、いったい著作の発展にどう寄与するかと言われるとねえ。
36 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 15:07:06 ID:fa1fIdhL
>>4 確かオリエンタルランドとの定額契約のはず
当時デイズニー本社はフロリダのデイズニーワールドに全力投資してて金無かったから
リスクヘッジのために建設費、運営費を全て日本負担にした見返りに売上げマージンで無く
低めに設定した定額著作権にした
まさか5年で建設費を償却するほどの世界一の集客施設になると思ってなかった
契約更新とかで今は変わってるかもだけど
絶版になってるけど後になって価値が出てきたり、
そもそも絶版になりっぱなしの作品が埋もれっぱなしになるからな。
保護期間が切れるまでは常に出版社が販売し続ける義務(もちろん、売れなくても)を負うんだったら別にかまわんが。
>>37 オバQでさえつい最近まで長らく絶版状態だったしな
>>37 そのへんは著作者と出版社の間で勝手に交渉してくれればいいんだが、
やはり問題は死後契約変更の申し出が難しくなったときなのよね。
70年は正直長いわ。
40 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 19:10:30 ID:L3r2z9e+
最初の出版後何年か経ったら勝手に複製とか出版しても良いけど一定の権料は払えよ、って方がいいな
41 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 19:13:01 ID:bRvrMowE
期間がどーたら言ってる間にネット、特にYouTube, BitTorrentが著作権を実質ぶち壊しちゃったからな
もうどうでもいいよ
42 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 19:21:51 ID:gC8OrvmG
著作権と著作隣接権を明確に分けりゃいいんだろうけどな
現実には、著作者でない権利者が一番でかい顔してるから、話がひたすら利益誘導の
方向に傾いてしまってるけど
>>37 そういう議論は昔からあった。著者からすると、品切れ絶版状態にしたいことがあり、
出版社の販売権は販売しない権利を含むということ。「作家の死後」に基準が変わった
のは一応法理上は首尾一貫性が高い。
作家の側からすると結構重要なことなのよ。
大体これを言うとPD論者は黙る。
44 :
名刺は切らしておりまして:2010/01/06(水) 22:46:35 ID:reoMUEg2
日本のアニメなんて、お隣の国でダウンロードしまくりだろ。
じいさんが作った作品で孫の代まで著作権で儲けようとするのが姑息。
せいぜい子の代まで保護されるくらいでいいだろ。
著作者が個人の場合は著作者の生存期間か、50年のどちらか長いほう
著作者が法人の場合権利期間は35年
このくらいが妥当
>>47 個人の場合、遺族には一切権利を渡さないって事?
>>47 法人の場合製作者たる主体が存続しやすいのだから、そっちも50年はあっていいんじゃない?
上で書いてる人がいるが、隣接権だけ別扱いにして絶版状態を防ぐほうがいいかなと。
>>48 47案だと死ぬ50年以内に書いた著作は遺族に権利が渡る。
>>49 法人ははした金で著作者の権利を譲り受けているのだから
受益期間は短くて当然
>>50 > 法人ははした金で著作者の権利を譲り受けているのだから
法人の著作物と、法人が著作隣接権を得る場合を区別できてないでしょ。
あと出版・レコード制作において、たいていの場合は版元が在庫リスクや作家が売れない時期のリスクヘッジも兼ねているし、
そもそもの製作費、流通コストや広告費用の問題もあるから、
いわゆる印税が「はした金」であるかどうかはかなり疑問が残るところ。
100%自営業の漫画同人誌の類は赤字になるほうが多いくらいでしてな。