香港特別行政区の曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は28日、中国政府が
香港への人民元による直接投資を許可する可能性があると述べた。
香港は人民元建て債券などの取引の中心地であり、また貿易決済の試験導入地としての
役割が増大していることから、将来的に人民元による直接投資の試験導入地となる
可能性があるという。
長官は「(中国政府は)引き続き国境を越えた貿易の決済センターとしての香港の
役割を拡大し、人民元での貿易金融、プロジェクトファイナンスの発展を模索し、
香港への直接投資で人民元を使用していく」と述べた。
長官はこの発言に先立ち、北京で胡錦濤国家主席、温家宝首相と会談している。
◎ソース
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13133020091228