エーザイは敗血症治療薬「E5564」(開発番号、一般名・エリトラン)を来年12月までに米国で発売する。
米発売後は欧日展開に乗り出す。このため世界規模での生産準備や各地域で営業組織の構築を進める。
また敗血症以外に、臓器移植にともなう合併症の治療などにも適応症を広げる。来秋に米特許が切れる
主力品の減収リスクを補う新薬に位置付け、拡大戦略を推進する。エーザイ創製のエリトランは、敗血症の
原因物質とされるエンドトキシンとTLR4受容体の結合をブロックするエンドトキシン拮抗剤で注射薬。
TLR4の全伝達経路を阻害するため、TLR4にかかわる臓器移植にともなう移植片対宿主病(GVHD)など
他の重篤疾患にも適応が考えられている。
▽ソース:化学工業日報 (2009/12/22)
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200912/22/02802_2131.html