★仙台市、北部工業団地にガス供給 トヨタ系の需要に対応
仙台市は18日、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地など3つの工業団地への約19キロメートルの
天然ガスのパイプラインを開通した。市はトヨタ自動車子会社のセントラル自動車(神奈川県相模原市)など
大手製造業の宮城進出によるガス需要増に対応するため、今年2月から約21億円を投じてパイプラインの
延伸工事を進めていた。
トヨタ自動車とパナソニックが折半出資する、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)とはガスの使用契約を
結んだ。同社は来年1月、ハイブリッド車(HV)向け電池を生産する新工場(大和町)を稼働させる予定だ。
セントラル自動車など3つの工業団地に進出予定の企業とも契約に向けて協議中という。
延伸部分のガスの供給能力は1時間当たり約6000立方メートル。年間では最大で1800万立方メートルとなる。
市ガス局によると10キロメートルを超えてパイプラインを延長するのは1996年以来という。市ガス事業は工業用途の
割合が上昇しており、2008年度は約26%だった。新工場が相次ぎ稼働することで、さらに比率は高まりそうだ。
ソース:NIKKEI NET 12/19
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091218c3b1804t18.html