★帝人、インドネシアの繊維子会社を売却 採算悪化で
帝人は18日、インドネシアの繊維子会社「ティフィコ」(ジャカルタ市)を現地の投資会社など4社に売却すると
発表した。ポリエステル繊維の製造販売拠点と位置付けていたが、中国メーカーの台頭などで採算が悪化していた。
売却額は公表していないが、2010年3月期連結決算で50億円の損失が発生する見通し。
ティフィコのポリエステル長繊維と短繊維の年産能力は、帝人グループ全体の約3割に相当する。1973年に設立し、
76年から衣料やカーテン用などの糸を生産。日本やアジア各国に輸出していたが、00年ごろから赤字基調が続いていた。
帝人は不採算なポリエステル繊維事業の改革を進めており、10年度末までに長繊維の日本国内での生産からの
撤退を決めている。海外は今後、タイに生産拠点を集約し、収益構造の改善を急ぐ。
ソース:NIKKEI NET 12/18 (20:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20091218AT1D1808B18122009.html