★20億円融資焦げ付き、2審も奈良県の違法性を認定 大阪高裁
奈良県が飼料・油脂製造業「ヤマトハイミール食品協業組合」(奈良市)に融資し焦げ付いた20億円をめぐる
住民訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は17日、1審奈良地裁に続き、県が償還請求や強制執行手続きを怠った
違法性を認めたが、損害賠償請求は棄却した。
判決理由で赤西芳文裁判長は「柿本善也前知事は違法に債権管理を怠った」と認定。賠償請求については、
当時組合に約定どおり償還できる能力がなかったことを理由に退けた。
判決によると、組合は5業者が統合して昭和63年に設立。県は平成2〜3年に悪臭公害対策などとして
中小企業高度化資金計20億円を貸し付けたが、ほとんど回収できなかった。
ソース:MSN産経ニュース 2009.12.17 19:33
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/nara/091217/nar0912172033005-n1.htm