北日本紡績グループはさらなる人員削減に取り組む。連結子会社、キタボー興産(石川県白山市)の
従業員を対象に希望退職者を募集する方針を固めた。2010年3月期中に全従業員約100人の中から数十人を
削減する。衣料やインテリア向けの紡績糸の不振などで、今期の連結経常損益は11期連続の赤字の見通し。
今年1月の能登工場(石川県能登町)閉鎖で従業員30人以上を削減したが、追加リストラが必要と判断した。
18日にリストラ策を含めた経営合理化計画を発表する。
北日本紡績は02年7月、人件費の削減を目的に一部の幹部社員を除く本社の従業員約100人をキタボー興産に
転籍させた。現在は紡績糸生産などの業務をキタボー興産に委託する形式を取っており、今回の希望退職は
同社の従業員が対象になる。退職者には規定の退職金に加えて一定の特別加算金を上乗せして支給する方針。
北日紡グループの9月末時点の従業員数は110人。数十人規模のリストラで、人件費の大幅圧縮を目指す。
ソース:NIKKEI NET [09/12/18]
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091217c6b1702217.html