15日、年賀状の受け付けが始まったが、多くの日本郵政社員が憂うつな気分に襲われている。
郵政の資産を国民の財産と考えず、やりたい放題やってきた西川前社長が追放されて、
新体制の下でまともな営業に戻ると思っていたら、とんでもなかった。
斎藤次郎社長に代わっても、“過剰なノルマ”や“自爆営業”といった負の遺産がしっかり残ったからだ。
郵政社員23万人が、年賀ハガキの売り込みに追われている。
「今年のノルマは1人平均6000枚です。昨年が5000枚だったからより厳しくなりました。
年賀ハガキの発行枚数は昨年より減っているのに、なぜかノルマだけが増えている」
郵政関係者がこうコボす。
ノルマ達成のためには、売れ残ったハガキを自腹で買って数字をつくらざるをえない。
ノルマの上乗せは、自爆営業が増えることにつながる。目標をクリアしなければ、
上司のカミナリや厳しい査定が待っている。
彼らは例年、自爆営業で生じる損を少しでも補填するため、残ったハガキを金券ショップなどで
さばいていたが、今年は、その数が増えていて、金券ショップで引き取るハガキの相場が
大幅に下がっているという。
「昨年は1枚45、46円で買ってくれたのに、今年は33円から35円。1枚当たり10円以上の
負担増です。とてもやってられません」(郵便局関係者)
過剰なノルマで郵便局員は体力と神経をすり減らしている。
http://news.livedoor.com/article/detail/4512566/