【コラム】片山右京さんの富士山遭難事故と株式投資--北浜流一郎(株式アドバイザー) [12/19]

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2ライトスタッフ◎φ ★
>>1の続き

ではどうすれば良いのか。まずは手持ち資金のほとんどを投じないことです。年齢に
よって比率は違って来ますが、どんな場合でも3分の1程度の余裕を残しておきたい
ものです。

そしてもっとも気をつけるべきは信用取引です。レバレッジを限界の3倍にするのは
破滅への道を心得るべきです。前述したように、どんなに経験豊富でスキルに自信が
あるとしても、避けられないことが起きるのが株式市場です。レバレッジを3倍にして
いた場合、大打撃を被ります。

繰り返します。信用取引はやっても構わないものの、レバレッジを3倍にしない。
最大でも2倍以内に押さえる(実際は2倍も好ましくありません)、です。
 
冬山の遭難と違い、株式投資の損失では命までもは失いません。しかしそれに近い
苦痛を味わうハメになります。今回の不幸な事故のニュースで、株式投資との関連性が
気になった次第です。

(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)