★独自のマーケットプレイスも NECビッグローブ、Android端末利用のクラウド事業を開始
NECビッグローブは12月17日、閲覧性と可搬性を両立させたネット端末に、ネット接続や各種サービス、コンテンツを
一体的に組み合わせて提供する「クラウドデバイス&サービス事業」の取り組みを発表した。
都内で開催された発表会の冒頭であいさつに立った同社代表取締役執行役員社長の飯塚久夫氏は、ネットが
すでに生活に密着したコミュニケーションインフラと化しており、インフラ面だけでなく、インターネット上のサービスも
生活シーンに浸透していると話す。さらに、モバイルブロードバンドの浸透が、家でも外でもインターネットを利用させるに
至ったと今日のインターネットの使われ方を改めて説明した。
しかし一方で、PCは画面が見やすいが、持ち運びにくく設定が難しい。携帯電話は可搬性は高いが画面が
小さいなど、利用シーンの広がりとともに新たな問題点とニーズが顕在化しているとし、ISPが今後取るべき
1つの道として、インターネット接続サービス、ポータルサービスと一体化したデバイスの開発に踏み込む必要があると
判断、「クラウドデバイス&サービス事業」の誕生につながったという。
「クラウドデバイスのコンセプトはPCの閲覧性の高さと携帯電話のモビリティを融合させたもの」と話すのは、
同社取締役執行役員常務の古関義幸氏。同氏は、現時点で投入予定のクラウドデバイス2機種を披露した。
台湾Camangi社とNECの製品である。
画像:展示されていたクラウドデバイス。据え置きを前提とし、必要に応じて持ち歩く利用シーンを想定しているという
http://www.atmarkit.co.jp/news/200912/17/tnfig1.jpg いずれも7インチのWVGA(800x480)端末で、重さはCamangi社の製品が約380グラム。OSにはAndroidが
採用されており、無線LANだけでなく3G/WiMAX(イー・モバイルとUQコミュニケーションズのMVNOで実現)にも
対応する。操作はタッチパネルで行い、接続の自動設定機能により、接続回線を意識しない利用が可能。
本体価格は3〜4万円を想定しているという。
Camangi社の製品は実際に稼働しているものだったが、3G/WiMAXが内蔵されておらず、USB接続のアダプタを
介す必要があった。また、動画再生にはやや難があるスペックであると古関氏は話している。なお、Android OSは
バージョン1.6が用いられていた。
一方、モックアップの披露にとどまったNEC製のクラウドデバイスは2010年度中の投入が予定されているという。
こちらは30fpsの動画再生に耐えるスペックにすることが伝えられた。(
>>2-5につづく)
ソース:@IT 2009/12/17
http://www.atmarkit.co.jp/news/200912/17/biglobe.html 関連スレッド:
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