1975年、軽貨物自動車による軽運送業として誕生した赤帽は、これまで一貫して
スバル『サンバー』を採用してきた。最初に導入された3代目モデルから、
現在の6代目まで、4世代の“赤帽サンバー”が全国各地を走り回ってきたことになる。
赤帽は「17-18年ほど前をピークに台数は減ってきているが、それでも現在2万台弱の
赤いサンバーが走っている。赤帽独自の改善点が40点ほど加えられたクルマで、
耐久性や燃費性能の優れたものになっている。が、それでもだいたい7-8年で寿命がくる」
と話す。
赤帽仕様のサンバーは「国土交通省の型式指定認可をうけた専用車輌」(同社)で、
燃費性能、耐久性、信頼性、出力特性をさらに向上させた専用チューンエンジンが
RRレイアウトで搭載されいる。
さらに、パッド摩耗警報付フロントベンチレーテッドディスクブレーキや電源用
ハーネス、電波式リモコンドアロックなどの独自の仕様が盛り込まれ、収納式ハンド
ブレーキについては「運転手と助手席の間がフラットになるため仮眠時などに重宝する」
(同)など細かい工夫も施されている。
そこへきて、2008年4月のスバルの「軽自動車撤退」のニュース。スバルと赤帽の関係は
どうなるのか?
スバルは「今年9月から『ディアスワゴン』についてはすでにダイハツからOEM供給を
受けたモデルとなっているが、サンバーについてはこれまでと同様のスバル製が現状
継続される」と話し、赤帽との関係については「長い付き合いではあるが、現段階では
何も言えない」としている。
いっぽう、赤帽も「車両の今後については未定だ」と、明言を避けた。
6代目の初期タイプはすでに赤帽の寿命といわれる7-8年を超えている。車両の更新時期
が迫っているオーナーたちはどう受け止めているのか。
●画像
http://response.jp/imgs/zoom/234314.jpg http://response.jp/imgs/zoom/234313.jpg http://response.jp/imgs/zoom/234315.jpg ◎赤帽/全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会
http://www.akabou.jp/index.php ◎ソース
http://response.jp/article/2009/12/14/133734.html