9月中間集計 業績回復を裏付け
東海財務局が11日発表した東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡県)の地方銀行13行の2009年9月
中間決算集計(単独ベース)は、税引き後利益の合計が前年同期比50・4%増の406億円となり、昨秋
以降の金融市場の混乱と景気後退による急激な業績悪化からの回復を改めて裏付けた。
本業のもうけを示す業務純益(一般貸し倒れ引当金繰り入れ前)の合計は21・1%増の1079億円。
金融市場の混乱が一巡し、保有有価証券の減損処理が減ったことなどが収益を押し上げた。
貸出金残高も約3%増の25・8兆円と堅調で、経営の健全性を示す自己資本比率は増益による資本の
積み上げにより平均11・5%と09年3月期(10・8%)から改善。地銀の全国平均(11・0%)を
上回る状況が続いている。
ただ、預金と貸し出しの利回り差である「預貸金利ざや」は0・06ポイント低下し0・52%と縮小傾向にある。
ソース:YOMIURI ONLINE [09/12/12]
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei091212_2.htm