神奈川県は2010年春にも中日本高速道路と包括提携する方針を固めた。同社は提携後、
事業区域の12都県にあるサービスエリア(SA)などで、県の物産展や観光客誘致の
イベントなどを実施する。県は高速道路を活用して観光振興につなげる狙いだ。
松沢成文知事が9日、県議会本会議で明らかにした。09年度末にさがみ縦貫道路が
一部開通するのをにらみ、中日本高速が県に提携を打診してきた。「地域の活性化や
高速道路利用者の利便性向上につながるため有意義だ」(松沢知事)とし、提携に向けて
庁内で調整を進めているという。
県内外に計71カ所あるSAやパーキングエリア(PA)で神奈川県のPRポスターを
掲示できるほか、イベントや展示会などを無料か割引料金で開ける。県内で災害が起きた
場合、県外から資材などを高速道路を使って緊急搬送する体制も築く予定だ。
ソース:日経ネット
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091209c3b0905309.html