帝国データバンク大阪支社が8日発表した11月の近畿2府4県の負債総額(負債額
1000万円以上)は、前年同月の約4・6倍となる3274億円と、法的整理に
限って統計を取り始めた2005年4月以降、最大となった。
商工ローン大手のロプロ(旧・日栄)が、顧客から取り過ぎて返還しなければならない
「過払い利息」も含め2500億円の負債を抱えて破綻(はたん)したためだ。これに
より、今年1〜11月の負債総額は累計1兆1526億円と、すでに前年(1兆552億
円)を上回った。
倒産件数は、前年同月比2・0%減の243件で、3か月連続で前年を下回った。
ただ、販売不振などの「不況型」の倒産が89・3%を占めており、帝国データバンクは
「中小零細企業を中心に厳しい環境は続いている」としている。
ソース:YOMIURI ONLINE
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091209-OYO8T00292.htm