【IT】IBM、Linux向けメインフレーム製品を発表…数百〜数千のLinux仮想サーバを稼働可能に[09/12/10]
IBMがx86システムに対抗して発表した「Enterprise Linux Server」のz/VMでは、1台の物理システム上で
数百〜数千のLinux仮想サーバを稼働できる。
米IBMは今後も引き続き、仮想化されたx86サーバで構成される大規模クラスタに対抗する製品として
自社のメインフレームを推進する方針だ。
同社は12月8日、企業での大規模な統合プロジェクトに狙いを定めた2機種の新しいLinuxメインフレーム、
ならびに企業での顧客データの管理を容易にするソフトウェアとサービスの新パッケージを発表した。
このところ、IBMのSystem zビジネスは不況などの影響で落ち込んでおり、同社のメインフレームの
7〜9月期の売り上げは昨年同期比で約26%減少した。
しかしIBMでは、System zメインフレーム上で運用されるLinuxワークロードは増加傾向にあるとしている。
同社によれば、2007年7〜9月期から今年7〜9月期までの間に、 IBMがメインフレームに搭載して出荷した
Linuxのキャパシティーは100%増加したという。
LinuxはIBMの新製品の重要な要素だ。同社が投入する2機種のLinuxメインフレームは、Linuxを基盤とした
大規模な統合プロジェクトを計画している企業に選択肢を提供することを狙ったもの。これらのシステムには
「Enterprise Class」と「Business Class」という構成が用意され、z/VM(IBMのメインフレーム用仮想化
プラットフォーム)などのコンポーネントが含まれる。
z/VMを利用すれば、1台の物理システム上で数百〜数千のLinux仮想サーバを稼働でき、しかも高度な
セキュリティと可用性を実現できる。
IBMによると、これほどのレベルの可用性と拡張性は、仮想化されたx86環境では存在しないという。
IBMでSystem zを担当するジェネラルマネジャー、トム・ロサミリア氏は「IBMは大規模なサーバ統合という
新たな市場トレンドに注目し、メインフレームの能力をさらに高めるつもりだ」と発表文で述べている。
「多数のワークロードのセキュリティを処理し、しかもこういった大規模なシステムで高い可用性を実現するのに
必要な環境を提供できるのはEnterprise Linux Serverだけだ」
IBMの新システムでは、必要に応じて処理能力を追加した分だけ料金を支払うという方式も用意され、
構成サイズが拡大するのに伴い、処理能力当たりの価格が低く設定される。
さらにIBMは、6月に立ち上げたソフトウェア構想を拡大し、データウェアハウジング、電子決済、
ディザスタリカバリ、セキュリティ、SAPアプリケーション、クラウドコンピューティングといった特定の
ワークロード向けにメインフレームをカスタマイズする方針だという。
IBMはまず、LinuxワークロードおよびCRM(カスタマーリレーションシップ管理)ソフトウェア「Chordiant」向けの
システムを提供する。「Chordiant Solution Edition」は、z/OS、DB2、WebSphereを搭載したプラットフォームで、
顧客データ管理の改善を狙う。
「Enterprise Linux Edition」は、メインフレームのLinuxワークロード処理能力を高めることを目指したIBMの
戦略に沿った製品だ。IBMによると、System zポートフォリオに含まれる6300本のアプリケーションのうち、
3000本がLinux用アプリケーションだという。
▽ソース:ITmedia (2009/12/10)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0912/10/news042.html
2 :
Track No.774:2009/12/12(土) 02:03:44 ID:1bjiVQjM
時代に逆行してる、SunMicroが消えていった事を、まだ受け止めてない、
情報革命を正確に理解できない限り、IBMも滅亡に向かう
これが所謂IBMのクラウドコンピューティングw
>>2 サンのハイエンドは結局IBMのメインフレームに勝てなかった。
メインフレームと他のシステムの決定的な違いは入出力関係と信頼性。仮想化の歴史も長い。
Googleは信頼性を物理的な莫大な数のサーバーで稼いでいるが、そんなの普通の企業では導入できない。
Linuxも可動できるメインフレームなら一台でバックエンドとフロントエンド、その他サーバーの役を演じられる。信頼性も高い。
クラウドを構成する重要な要素になるよ、メインフレームは。
所詮、分散と集中の間で振り子が揺れてるだけたから。
また、流れは変わるよ。
6 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/12(土) 09:56:10 ID:vDQVBlXC
メインフレームは死なずか
誰かが、21世紀の初頭にメインフレームは死ぬとか抜かしていたが
おもっくそ外れたな。
7 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/12(土) 10:00:40 ID:SpQcZZNy
また日本企業は買うだけですね
8 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/12(土) 10:01:10 ID:vDQVBlXC
>>4 クラスタリングは、悪くない技術ではあるんだけれどね。
ただ、発想としては、昔の真空管交換と似ていて、壊れたらそれを交換
すればいい的な。
トランジスタ的発想じゃないんだよなぁ。だから手間がかかる。
あれを管理するだけの人間を社内に配置がそもそも日本企業の場合には
できないからな。
一極集中、パワーと何本ものアームで一台何役も任せるってのは、なか
なか他のハードではできていない。Sunが死んだのは、技術的って話で
みれば、技術馬鹿すぎたところと、そして人間的に言えば、官僚的すぎ
たところか。
IBMのzSeriesが出たときに、あれはI/Oが冗長化されていないだとかぬか
して、実はちゃんと冗長化されてましたって聞いた時には、鼻血が出た思
いだった。懐かしい話だ。
ML115を100台で十分だよ。
死なないけど生きてもない気がする
ゾンビだな
IBMとハッタリメーカーのSUNを一緒にすんなよw
>>6 死ぬと言ってたやつも、生き残ると言ってたやつも、
こういう形で生き残るとは思ってなかった気がする。
13 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/12(土) 15:21:41 ID:TEHgc0SR
IBMはマイクロソフトからの脱却が激しいな
14 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/12(土) 16:42:43 ID:+6jE4k6x
結局、金融関係はずっとメインフレームから変わらなかったんだな。
で、これからも変わらない。
今は99.999よりもっとあがったのかな
16 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/14(月) 00:19:21 ID:TdjRRKwb
日立ー旧興銀系列に押し込まれてまたみずほが混乱するだけ
>>6 メインフレームっていう名前だけで、中身はぜんぜん違うだろうが。
具体的にはどう違うの?
19 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/14(月) 18:47:56 ID:uUBmPFLE
>>17 PCも20年前のと今のとでは、中身は全然違うぞ
20 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/14(月) 19:04:27 ID:6eQy45kF
IBMはまずバグだらけのSystem xハードとクソなCEをなんとかしる。
21 :
名刺は切らしておりまして:2009/12/14(月) 19:25:03 ID:ThB6ujJv
Linuxマシンをダム端末として使うんですね。
目玉はタイムシェアリングシステムでメインプログラム言語はCOBOLですね。
わかります。よくわかります。
実際に数百のVMを動かしてる状態を見てみたいな。
各VMにフルロード掛けたら、、、