[ニューヨーク 8日 ロイター] 先月に事前調整型(プレパッケージ型)で米連邦
破産法11条の適用を申請した米商業金融大手CITグループ<CIT.N>は8日、再建
計画について米連邦破産裁判所判事から承認を受けた。これに伴い、同社が数日中に
破たんから脱却する可能性が高まった。
ニューヨーク・マンハッタンの連邦破産裁判所のグロッパー判事は8日、必要以上に
長く破たん状態にあることは「同社のためにならない」と判断し、CITの再建計画を
承認した。
判事は「われわれは再建の必要性を無視できない」とし、「同社のように基本的価値を
持つ企業が再建せず、市場でしかるべき地位を築く立場にない場合、その企業は最終的
には完全に破たんするだろう。これは誰のためにもならない」と述べた。
CITは8日、12月10日に破たんから脱却する見通しだとする声明を出した。
CITは11月1日に破産法適用を申請。再建計画には債務の約105億ドル圧縮など
が含まれている。
ソース
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20091209-00000445-reu-bus_all