経営統合に向け交渉中のサントリーホールディングスとキリンホールディングスが、
海外でM&A(合併・買収)攻勢をかけている。
サントリーは4日、米の清涼飲料大手ペプシコ製品を扱う現地企業を100億円で
買収する。
キリンはオーストラリアで買収した乳製品とビール大手の2社を事実上、統合した。
キリン・サントリーは統合が実現すれば、縮む国内市場は食品首位の地盤が固まると
判断。成長が見込める海外市場の開拓を急ぎ、世界で稼ぐ事業構造を築く。
サントリーが米で買収するのは「コンウェイ マートルビーチ」(サウスカロライナ州)。
ペプシコからコーラ飲料などの原液を仕入れ、商品にして同州で販売している。
サントリーが65%、残りをペプシコが出資する米の合弁会社ペプシ・ボトリング・
ベンチャーズ(PBV)を通じ、創業家一族らから資産と独占販売権などを買い取る。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091204AT2F0302Q03122009.html