内閣府は2日、2008年度国内総生産(GDP)の確報値が物価変動を除いた
実質で前年度比3・5%減になったと発表した。米国発の金融危機をきっかけにした
急速な経済活動の収縮で、1998年度(1・5%減)を下回り、戦後最悪のマイナス
成長となったことをあらためて裏付けた。
今年11月に公表した最新の改定値(3・2%減)からの下方修正。より厳密な
統計で算出し直したところ、アルコール飲料などの消費が従来の推計より少なくなり、
個人消費を改定値の0・5%減から1・5%減に引き下げた。設備投資は上方修正した。
物価変動を含む名目成長率の確報値は4・0%減。改定値の3・5%から下方修正した。
07年度の確報値をさらに精査した「確々報値」も発表し、実質成長率は確報値と
変わらず1・8%増。名目は1・0%増から0・9%増に下方修正した。
ソース:FujiSankei Business i.
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200912030045a.nwc