アラブ連盟(22カ国・機構で構成)のムーサ事務局長は1日、東京で7、8の両日開催される
「日本アラブ経済フォーラム」への出席を前に、カイロの連盟本部で日本メディアと会見し、
経済に加えて気候変動や核不拡散の問題でも、日本との協力関係を強化する意向を表明した。
ムーサ事務局長はこの中で、「商業や投資といった経済分野だけでなく、気候変動など
新たな問題についても日本側と話し合う」と強調。
また、核軍縮に意欲を示すオバマ米大統領の将来展望について、アラブ連盟と日本政府は
目標を共有しているとし、核軍縮や核不拡散問題をめぐっても日本と協議すると述べた。
また、同事務局長は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系企業の
債務返済延期問題について、11月30日にUAE当局者と電話で協議したと言明。
UAEが事態解決の決意を示しているほか、ドバイ当局が適切かつ迅速に対処しており、
危機は克服可能との認識を示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009120200104